オーストラリアにあるモナシュ大の研究チームは4月6日までに、2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発した抗寄生虫薬「イベルメクチン」が新型コロナウイルスの抑制に効果があったと発表した。
チームは、試験管内のウイルスにイベルメクチンを投与したところ、48時間以内にウイルスが増殖しなくなったとしている。
イベルメクチンは、寄生虫の感染によってアフリカやアジアなどで広がる熱帯病の特効薬の一つ。
大村氏が静岡県のゴルフ場で見つけた土壌の細菌が作り出す物質を基に、米製薬会社メルクと共同研究で開発した。
副作用がほとんどなく、耐性を持つ寄生虫が現れないのも特長とされる。
チームは、新型コロナの治療薬としても安全であることを確認するため臨床試験を急ぐ方針。
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