ヤマト運輸は5月17日、水素で走り、二酸化炭素(C02)を排出しない大型の燃料電池トラックを報道陣に公開した。
―度の燃料補給で約600キロの長距離を走れるのが特徴。
荷物を運ぶ走行実証を5月17日開始し、使い勝手などを見極める。
ヤマトによると、積載量が10トン規模を超える大型燃料電池トラックを輸送に使うのは国内初の試みという。
トラックは、トヨタ自動車と日野自動車が共同開発した。
燃料補給の時間は20~30分程度。
走行中の振動が少なく、ドライバーの疲労感も軽減できるという。
ヤマトの実証では東京都と前橋市の配送拠点を結ぶ往復約300キロのルートを走る。
ヤマトのほか、アサヒグループホールディングス夭荘や酉濃運輸などもそれぞれ走行実証を行う。
大型トラックは都市間の幹線輸送に利用されるが、温室効果ガスの排出量は商用車全体の約7割を占めるとされ、排出抑制が課題。
都市間輸送には長い走行距離や短時間での燃料補給が必要で、電気自動車(EV)よりも燃料電池車の方が向いているとみられている。
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