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「H3」成功 ロケット開発競争続く 海外から受注順調

2024年11月06日 | 技術・科学

H3ロケット4号機が、3号機に続いて大型衛星の打ち上げに成功した。

期待の高さから、海外顧客の衛星を打ち上げる契約も既に3件獲得しており順調だ。

だが世界市場は競争が激しく、低価格化や信頼性向上を実現するために開発は続く。

H3は2段式の使い捨て液体燃料ロケット。

さまざまな衛星打ち上げに対応できる「柔軟性」、高い成功率で日時も守る「高信頼性」、費用を抑える「低価格」を兼ね備えた使いやすさを目指している。

1~4号機で採用した主エンジン2基と補助の固体ロケットブースター2本を使う「2-2形態」の他、ブースターを4本にして重い荷物を運ぶ「2-4」、主エンジン3基だけで低軌道に観測衛星などを運ぶ「3-0」がある。

3-O形態は費用が最も安くなる想定でH2Aロケットの半額の約50億円が目標。

当初はH3の2号機で実証試験をする計画だったが、1号機失敗の影響で2025年度に変更された。

実証や主エンジン改良などが進めば、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は運用を三菱重工業に移管する。

三菱重工は、フランスの衛星通信大手やアラブ首長国連邦などと衛星打ち上げで合意しており、さらなる契約獲得を目指す。

現時点では毎年6回程度の打ち上げが目標だが、将来的には発射場を拡充して回数を増やすことも見込んでいる。

またJAXAはH3の後継機についても、2020年代後半から開発に着手する方針だ。

2025年度から段階的に改良して性能を高め、2030年代に機体の一部を再利用できる新型の運用を目指す。


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