10月1日に開館した早稲田大学の国際文学館、通称村上春樹ライブラリー。早稲田大学の校友である村上春樹氏が所蔵する本やレコードが今後寄贈される運びとなり、その受け皿としての研究施設が同館となる。隈研吾さんの設計による建築で、ファストリテイリング会長の柳井正氏が12億円もの出資をして建てられたのだという。
校友だろうとそれ以外であろうと入館にあたっての条件はなく、入館は無料で完全予約制である。
建物は地下を含めると5層。ライブラリーというだけあって興味深い書籍がたくさん。全ての本が村上さんの蔵書ではなく、本の取り揃えは委託会社に依頼しているのだとか。その一階にはカフェ、「橙子猫」が併設されていた。ドーナツとコーヒーだけのカフェ。いかにも村上さんらしい、シンプルさ。
自分もドーナツは大好き。息子はポンデリングが好きで、よく赤羽のミスドに買いに行ってるけど、自分はもうシンプルな砂糖がけのオーソドックスなドーナツに目がない。どれどれとお店のショーケースを覗いたら、あるじゃないですか。砂糖がけのドーナツ。一個350円て結構な値段だけど、ホットコーヒー(500円)と一緒にいただくことにしよう。
テーブルと椅子は幾つかあるけれど、絶対におすすめは村上さんの書斎をイメージした部屋の横にある大きなテーブル。目の前に書棚があるのだけれど、そのテーブルと棚は村上さんの私物だったもの。しかもそこからは中庭も見えたりするから景観もいい。コーヒーとドーナツのおいしさは当然倍化する。
コーヒーは飾らない味で好感が持てた。ここでシングルオリジンみたいな、フルーツフレーバーなコーヒーが出てきたら胡散臭かったけど、万人が好みそうなコーヒーで良かった。
本のシャワーを浴びながら、コーヒーとドーナツで癒す。この日はとってもリラックスできたなぁ。ちなみにカフェだけの入場も可なので、入館の事前予約をしていなくても館内の雰囲気を味わうことができるよ。
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