
「生きること。それは日々を告白していくことだろう」(尾崎豊)
あの日、彼はぼやけた瞳で登っていったのだろう。
千住大橋を眺めると、いつもそう思う。
彼が千鳥足で大川を渡り、何故か突然右に曲がって、小峰さんの家に足を向けた。
その足取りを思うとき、いつも不思議な感覚を覚える。
前日、水道橋で飲み、その後泥酔した彼は、昭和通りを歩いて北上、どこかの派出所で夜間勤務の巡査に敬礼をし、大川を超えた。
多分、千住大橋は右側を歩いていたに違いない。
そうでなければ、北詰を右に曲がることなどあり得ない。
千住大橋の駅を降り、やっちゃばの道を辿るとき、ボクは不意に目の前が真っ暗になり、心臓の鼓動が激しくなる。
もう毎年のこと。
「こんな仕事は早く終わらせてしまいたい」と彼はボクの頭の中で歌う。
今年もまた来てしまった。
OZAKIハウスはもうない。
撮影地:東京都足立区
カメラ:Sony Ericsson IS12S(ケータイ)

「光は驚きであり、失望であり、ものを昇華させると思えば形をゆがめてしまう。でも光なしに写真はあり得ない」(サラ・ムーン)
誰かを待っているように。
ボクはずっとそこに立っていた。
人の流れを見ながら、その絶え間ない流れを眺めていた。
川みたいだと思った。
いつか、その流れにのれるのか。
でも、ボクはずっと溺れている。
撮影地:東京都千代田区/東京駅
カメラ:OLYMPUS E-520
あの日、彼はぼやけた瞳で登っていったのだろう。
千住大橋を眺めると、いつもそう思う。
彼が千鳥足で大川を渡り、何故か突然右に曲がって、小峰さんの家に足を向けた。
その足取りを思うとき、いつも不思議な感覚を覚える。
前日、水道橋で飲み、その後泥酔した彼は、昭和通りを歩いて北上、どこかの派出所で夜間勤務の巡査に敬礼をし、大川を超えた。
多分、千住大橋は右側を歩いていたに違いない。
そうでなければ、北詰を右に曲がることなどあり得ない。
千住大橋の駅を降り、やっちゃばの道を辿るとき、ボクは不意に目の前が真っ暗になり、心臓の鼓動が激しくなる。
もう毎年のこと。
「こんな仕事は早く終わらせてしまいたい」と彼はボクの頭の中で歌う。
今年もまた来てしまった。
OZAKIハウスはもうない。
撮影地:東京都足立区
カメラ:Sony Ericsson IS12S(ケータイ)

「光は驚きであり、失望であり、ものを昇華させると思えば形をゆがめてしまう。でも光なしに写真はあり得ない」(サラ・ムーン)
誰かを待っているように。
ボクはずっとそこに立っていた。
人の流れを見ながら、その絶え間ない流れを眺めていた。
川みたいだと思った。
いつか、その流れにのれるのか。
でも、ボクはずっと溺れている。
撮影地:東京都千代田区/東京駅
カメラ:OLYMPUS E-520
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