7月2日の中日VS広島10回戦の試合前、カープベンチのホワイトボードに「新井打て」と書いた犯人は、何を隠そう前田智徳キャプテンだ。
このエキセントリックな職人はたまに粋なことをしやがる。
さて、昨年までの新井浩貴選手は黒田博樹投手が先発した試合で大抵ポカをやらかした。そのとき、黒田投手の形相は鬼のようだったし、一度、失策した新井選手に「アライ~っ」と怒鳴っているのを、テレビ画面から見たことがある。
そんな、新井選手も今季は黒田投手の登板試合のときはかなり気を使って守備している。
その甲斐あって、今年は見事にポカが少ない。
だが、今度は気を配りすぎて、打撃がガチガチだ(7月2日は本塁打を打ったけれども)。
しかし、打撃が奮わないのは新井選手だけではない。なんと、カープは無点敗を喫した6試合のうち、実に4試合が黒田投手の先発試合なのだ。
確かに、相手チームのエース級と対峙する機会が多い同投手だけに、味方打線もそうやすやすと点をとれない試合が多いのも事実。
だが、「黒田投手に援護点を」という意識が強く、このため空回りするケースが多いことや、黒田投手に恫喝されまいと小さくプレーしてしまう結果、見事に得点を奪えないという悪循環を生んでいる。
その結果、黒田投手とカープナインはヒデ(お疲れ様でした)と日本代表のように、見事な溝が生まれているのだ。
こうしたなか、密かに黒田投手が画策しているのが、今季終了後のFA宣言。
宣言するのは、ほぼ確実な情勢だ。
だが、広島球団では慰留のため球団初の「宣言→再契約」も視野にいれている、というが実行するかは不透明な情勢である。
その最大の理由に今季年俸を黒田投手の希望の額面である2億円で更改したことが挙げられる。
金本知憲選手がFA宣言して阪神入りする年、金本選手は2億2千万円の球団最高額で更改した。それは広島球団のFA補償金を期待しての年俸提示の意味が含まれていたことは想像に難くない。
今季の黒田投手の契約更改にもその臭いがプンプンするのである。
そうしたなか、カープナインと黒田投手の深い溝。そして、投手としてのキャリアアップのため、黒田投手は今秋のFA宣言を決意したのである。
さて、問題は移籍先だ。
まず、パーリーグという選択肢はない。
メジャーリーグという選択肢も捨てきれないが、最も濃厚な移籍先は阪神タイガースであろう。出身地は大阪。高校は上宮高校だ。
自身の実父も南海ホークスの選手。黒田投手のカープ入団時に「打倒讀賣」とエールを送っている。伝統の1戦といわれる阪神への憧れは持っているはずだ。
一部の報道では、「大阪の実父が心配」と語ったこともあるだけに、大阪に帰る可能性は高い。
黒田投手のFA宣言はほぼ確実な情勢だ。
このエキセントリックな職人はたまに粋なことをしやがる。
さて、昨年までの新井浩貴選手は黒田博樹投手が先発した試合で大抵ポカをやらかした。そのとき、黒田投手の形相は鬼のようだったし、一度、失策した新井選手に「アライ~っ」と怒鳴っているのを、テレビ画面から見たことがある。
そんな、新井選手も今季は黒田投手の登板試合のときはかなり気を使って守備している。
その甲斐あって、今年は見事にポカが少ない。
だが、今度は気を配りすぎて、打撃がガチガチだ(7月2日は本塁打を打ったけれども)。
しかし、打撃が奮わないのは新井選手だけではない。なんと、カープは無点敗を喫した6試合のうち、実に4試合が黒田投手の先発試合なのだ。
確かに、相手チームのエース級と対峙する機会が多い同投手だけに、味方打線もそうやすやすと点をとれない試合が多いのも事実。
だが、「黒田投手に援護点を」という意識が強く、このため空回りするケースが多いことや、黒田投手に恫喝されまいと小さくプレーしてしまう結果、見事に得点を奪えないという悪循環を生んでいる。
その結果、黒田投手とカープナインはヒデ(お疲れ様でした)と日本代表のように、見事な溝が生まれているのだ。
こうしたなか、密かに黒田投手が画策しているのが、今季終了後のFA宣言。
宣言するのは、ほぼ確実な情勢だ。
だが、広島球団では慰留のため球団初の「宣言→再契約」も視野にいれている、というが実行するかは不透明な情勢である。
その最大の理由に今季年俸を黒田投手の希望の額面である2億円で更改したことが挙げられる。
金本知憲選手がFA宣言して阪神入りする年、金本選手は2億2千万円の球団最高額で更改した。それは広島球団のFA補償金を期待しての年俸提示の意味が含まれていたことは想像に難くない。
今季の黒田投手の契約更改にもその臭いがプンプンするのである。
そうしたなか、カープナインと黒田投手の深い溝。そして、投手としてのキャリアアップのため、黒田投手は今秋のFA宣言を決意したのである。
さて、問題は移籍先だ。
まず、パーリーグという選択肢はない。
メジャーリーグという選択肢も捨てきれないが、最も濃厚な移籍先は阪神タイガースであろう。出身地は大阪。高校は上宮高校だ。
自身の実父も南海ホークスの選手。黒田投手のカープ入団時に「打倒讀賣」とエールを送っている。伝統の1戦といわれる阪神への憧れは持っているはずだ。
一部の報道では、「大阪の実父が心配」と語ったこともあるだけに、大阪に帰る可能性は高い。
黒田投手のFA宣言はほぼ確実な情勢だ。
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