「長い暗闇を抜けた」(東京新聞)の文章を見たら、思わず涙がこみ上げてきた。
前日、その瞬間を迎えた際には、涙なんかはなかったのに。
低迷し続けるカープの16年間は本当に長かった。
とても、舌筆に尽くしがたい。
これだけ低迷するとは、97年当時、全く思いもしなかった。
ただ、96年の讀賣のメークドラマを演出し、当時のビッグレッドマシーンの主力が下り坂に向かっていたことは確かだった。
また、カープ伝統の守り勝つ野球が三村敏行監督の打ち勝つ野球で崩れつつあることも十分自覚していた。これを修正するには相当な時間が必要であることを。
しかし、それでもこれだけの長きにわたり、優勝争いはおろか、Aクラスに入ることすら見放されるとは思いもしなかったというのが素直な気持ちである。
先日、Youtubeにて、江藤智の1試合3発のゲームを久しぶりに見た。横浜スタジアムの左翼席がガラガラなのである。
あの日わたしはその左翼席にいた。左翼席がガラガラだった記憶はとうにない。何故ならば、今首都圏の球場には多くのカープファンが集うからである。
弱いのによくもこんなにカープファンが多くなったと感心するのだが、とにかくカープファンは弱くとも増加した。
ドラマ「最高の離婚」で尾野真千子が瑛太にプロ野球の贔屓チームについてこう言う場面がある。
「玄人ぶるなら広島ファンって言っとけば」
カープの野球が玄人という意味なのか、それともマニアックという意味で使われているのか、その真意は不明だが、もし前者の意味で言われるのなら、カープの野球は決して玄人肌ではない。一方、後者の意味が込められているとしても決してマニアックではないだろう。
それとも、費用対効果の野球を打ち壊そうとするその姿勢に玄人肌を感じるのならば、それが最も適当な言葉であろうか。
ともあれ、クライマックスシリーズの進出は本当に嬉しい。
しかしながら、ここがゴールではない。この制度には大反対ではあるが、このシステムがある以上、臆することなく利用しなければならない。
史上最大の下克上である。
「これでいいかな」ではなく、常に勝ち続けること。
それが、積もり積もった負のメンタリティを払拭し、真の意味で「長い暗闇を抜ける」ことだと思う。
※直近の「モザイクの1球」
■「もうやめてくれノムケンよ!」
前日、その瞬間を迎えた際には、涙なんかはなかったのに。
低迷し続けるカープの16年間は本当に長かった。
とても、舌筆に尽くしがたい。
これだけ低迷するとは、97年当時、全く思いもしなかった。
ただ、96年の讀賣のメークドラマを演出し、当時のビッグレッドマシーンの主力が下り坂に向かっていたことは確かだった。
また、カープ伝統の守り勝つ野球が三村敏行監督の打ち勝つ野球で崩れつつあることも十分自覚していた。これを修正するには相当な時間が必要であることを。
しかし、それでもこれだけの長きにわたり、優勝争いはおろか、Aクラスに入ることすら見放されるとは思いもしなかったというのが素直な気持ちである。
先日、Youtubeにて、江藤智の1試合3発のゲームを久しぶりに見た。横浜スタジアムの左翼席がガラガラなのである。
あの日わたしはその左翼席にいた。左翼席がガラガラだった記憶はとうにない。何故ならば、今首都圏の球場には多くのカープファンが集うからである。
弱いのによくもこんなにカープファンが多くなったと感心するのだが、とにかくカープファンは弱くとも増加した。
ドラマ「最高の離婚」で尾野真千子が瑛太にプロ野球の贔屓チームについてこう言う場面がある。
「玄人ぶるなら広島ファンって言っとけば」
カープの野球が玄人という意味なのか、それともマニアックという意味で使われているのか、その真意は不明だが、もし前者の意味で言われるのなら、カープの野球は決して玄人肌ではない。一方、後者の意味が込められているとしても決してマニアックではないだろう。
それとも、費用対効果の野球を打ち壊そうとするその姿勢に玄人肌を感じるのならば、それが最も適当な言葉であろうか。
ともあれ、クライマックスシリーズの進出は本当に嬉しい。
しかしながら、ここがゴールではない。この制度には大反対ではあるが、このシステムがある以上、臆することなく利用しなければならない。
史上最大の下克上である。
「これでいいかな」ではなく、常に勝ち続けること。
それが、積もり積もった負のメンタリティを払拭し、真の意味で「長い暗闇を抜ける」ことだと思う。
※直近の「モザイクの1球」
■「もうやめてくれノムケンよ!」
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