娘がミスタードーナツでドーナツのお土産を買ってきた。
高校生から20歳くらいまでの青い季節の人にとって、ミスタードーナツは通過儀礼のひとつなんだろうなと、今になって思う。
村上春樹さんをはじめ、アメリカが好きな人はミスドより、ダンキンを好みに挙げるけど、自分の生活圏の中でダンキンがあったのは水道橋に通った2年間くらい。あとは16歳から18歳までの間、よく遊んだ八千代台、津田沼にはミスドしかなかった。ミスドは特典もシャレオツだったから、オサムグッズが欲しくてカードを集めたし、完全に自分はミスド派だった。
20歳から住んだ浦安の街にもミスドがあって、23歳の頃、高校の同級生だったW辺さんがバイトしているのを発見して、美人になったW辺さんに会いにしばらく通った。24歳になり、ショボい仕事を辞めて、成田に引越してからはミスドへの足は遠のいた。
青い季節が終わったんだと思う。
ただ、クリスピードーナツが日本に来てから、またドーナツを食べる機会が多くなった。砂糖がたっぷりかかったハニーディップみたいな王道のドーナツがやっぱり好き。
今回、娘が買ってきたドーナツは、残りもんが自分にあてがわれた。
「エンゼルショコラ」。
10代の頃、よく食べたやつ。
クルーラーと呼ばれるシュー生地のドーナツはアメリカの砂糖がけドーナツからすれば邪道だろう。でも青い季節によく食べた、この甘いドーナツは昔の懐かしい味そのままだった。
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