今年は鉄道開業150年なんだって。新橋ー横浜間を結んだ日本初の鉄道は、初代横浜駅が現在の桜木町駅らしい。へぇ。
その桜木町駅の駅中で営業するのが、「川村屋」。もっとも、営業当初は洋食のレストランだったらしいが、ほぼ桜木町駅と共に歩んできたといえる。「川村屋」の歴史は120年余りというが、それも素晴らしい。鉄道のような国策ではなく、一企業のレストラン部門が、いつしか駅そばとなり、今に至るのも容易なことではないと思う。
パシフィコ横浜で開催のイベントを抜け出して、昼ごはんは「川村屋」でとることにした。パシフィコからは片道15分はかかるが、その価値は充分だ。
入口で食券を買うのだが、券売機はSuica対応ではない。このあたりは非JR系を見せつけてくれるのだが、利用者にとっては不便ではある。
「川村屋」名物の「とり肉そば」(390円)のボタンを押し、厨房に提出。手際よいおばちゃんのおかげで3分後にありついた。
丼を持って店の外にある特設テーブルにて、そばをいただく。
開放感があってなかなかいいロケーションだ。
「とり肉そば」は、和出汁に鳥の旨みが滲み出して、相変わらず旨い。わざわざパシフィコから歩いた甲斐がある。
桜木町はみなとみらいの玄関であり、カップルや若者が多いが、「川村屋」に若者は皆無。お昼時だから、お客さんは多いが、平均年齢は50歳くらいだろうか。やっぱ、デートのお昼に「川村屋」はないか。ただ、鉄ちゃんのカップルだったら、全然ありだと思う。
鉄道開業100年の年、自分は1歳だった。そして今150年をともに迎えることが出来たが、開業200年の時、もう自分はいないだろうな。西暦2072年か。その時、「川村屋」はどうなっているのか。旨い「鳥そば」が後世にも残っていたらいいなと思う。
〽︎線路は続くよ どこまでも
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