取材のため、WインクのS藤さんとB社を訪れた。Oさんでもなく、Sさんでもなく、この日はA沼さんとの面談である。この展開、初めてのこと。なかなかない。
取材が終わり、さて帰ろうかとなったが、たまにはS藤さんにご馳走しようと、お誘いしたら、「駅までクルマなんですよ」とやんわりと断られた。ホッとしたような、残念なような。
それならと、あの店へ。もちろん、「宗屋」へ。
お店はまだ開店前で、十人程度が並んでおり、自分も最後尾に並んだ。うだるような暑さである。前回、前々回よりも、並ぶ人は少ない。或いは、月曜日が影響したか。行列は15人程度である。
16時半過ぎにお店が開き、カウンター入口側端にポジションした。お店は若干満員とはならなかったようである。
「生ビール」、「レモンサワー」、「天羽梅」、「生ホッピー」と続く中、自分はいつも通り「梅割り」からスタート。
「生レバー」に挙手をし、そして「タン生」にも手を挙げた。これはいつものこと。相変わらずうまい。
「宗屋」は、3年続けて、居酒屋アワード立ち飲み部門のアワードを獲得している。もちろん、今年も、その最右翼だ。無敵の立ち飲み。多くの酒場は、経年とともにサービスもつまみも品質が落ちていく。けれど、「宗屋」は一向に変わらない。変わらないことは称賛に値する。
そうするうちに焼き物のオーダーとなった。お姉さんが、「キンツル」をコール。いつもなら、ここはスルーするのだが、何故か反応して手を挙げた。「宗屋」名物、「キンツル」。実は自分、一度もいただいたことがなかった。
雄のポコチンの付け根にあたる筋肉という希少部位。同店でも速攻で売り切れてしまう。今まで、目もくれなかった「キンツル」だが、この日はちょっと違った。チャレンジしてみようと思ったのである。
以前、赤羽の「まるよし」で、「ホーデン」をいただいたことがある。豚の睾丸だが、豚には申し訳ないが、あまりおいしくなかった。では、「キンツル」はどうか。実は、これが旨かったのである。淡白だが、食感がいい。ホルモンは食感が重要で、自分はすごく好きだ。これはクセになりそう。これからはハラミと「キンツル」で1本ずつ頼むとしよう。
「梅割り」、かっきり3杯。今夜も大満足だ。そして何よりも、「キンツル」に出会えた夜に乾杯できた。
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