居酒屋から居酒屋へさすらうだけの根無し草。
常宿も宵越しの金も持たぬ熊猫が、唯一足繁く通う立ち飲みが新橋の「駅前ビル」にある「工藤軒」だ。
月に1度は顔を出す店だが、実はまだこの「居酒屋さすらい」では1度しか登場していない。
何故か。
あまり人に知られたくないからである。
店は6人も入れば、いっぱいになってしまうほどの小さな店。わざわざ宣伝などしなくても、いつも満員だ。
要するに、これ以上「工藤軒」が満員になってほしくないのである。
だから、これまで「工藤軒」の記事は1回きりで自重してきた。
その一度の記事を店主の工藤さんはどうやら見たらしい。
いや、厳密に言うと、お客の誰かが見て、それを工藤さんに言ったらしい。
「熊猫さんでしょ。ブログに書いてくれたの」。
ブログのことをお店の人から直接的に言われたのは工藤さんが初めてである。
「え?そうかなぁ」。
ボクは適当にはぐらかしておいた。
いい店である。
もっと言えば、いいセンスのお店である。
まず、BGMが素晴らしい。
ハードロックからクロスオーバーまで、あらゆる音楽がここにある。
今回は、元ドラマーの怪鳥を連れていったんだけど、工藤さんと音楽の話題で盛り上がってたなぁ。
次に酒の肴が素晴らしい。
小さなメニュー表に書かれた「253」はずばり、「煮込み」のこと。スパイシーな味付けは確実に胃腸を揺さぶる。
この他、「ドキドキケバブ」、「85」は冷奴のこと、最近は蕎麦を出したり、いつも意表を突くメニューでボクらを驚かせてくれる。
あぁ、もうこれ以上「工藤軒」について書くのはやめておいた方がいいかな。
あとは自分の足で行って確かめるべしと言いたいところだけど、どういう風に書いて結局もお客が増えるのか。
そうそう、最近気づいたんだけれど、「コーヒー酎」(400円)の氷が多いのはボクだけなのかしら。
ボクがだいぶ酔ってるから、もうこれ以上飲ませると危ないからという工藤さんの配慮?それとも酔って騒がしくしたことがあるから、「もう来ないで」っていうサイン?
いや、それとも、ボクの単なる気のせい?
あまり邪推するのはやめとこう。
工藤さん、これからもよろしくお願いいたします。
「あぁ、見てくれているんだな」と。
いいことも書けば、悪いことも書きます。
それをひっくるめて話題になるのは、報われる思いですよ。
あれは書けないと思ったけれど、ここで暴露されてしまった。
また、新橋行こうよ~。
次回は清住白河で会いましょう。
コーヒー酎、インパクトのあるものでした。もちろん美味かったのですが、クセになりそう。荒らしてはいけないので、その後は行っていませんが。
耳鼻科の受診、よくある鼻血で、止血処置をうけて3〜5日薬を飲み、問題無ければ再診不要とのことでした。
お騒がせしました。
鼻、問題なさそうで、よかったです。
お大事にしてください。
今、ビールを飲もうか悩んでいます。
今日は暑かったし、と言い訳を考えつつ、誘惑に負けそうです。