土曜日の昼下がり。半分仕事、半分懇親で千住に。T社のT川さんとの会合である。14時に集合して、「千住の永見」へ。ところが、永見は15時開店で、まだ営ってない。「大はし」は16:30からだし、そもそも土日はお休みだ。
仕方ない。「幸楽」へ行きましょうか。
「幸楽」は自分の中では北千住ナンバー2で、出来るなら永見の方がいい。永見の方がメニューにワクワク感があるし、「ボール」も永見の方が断然うまい。ただ、「幸楽」には助けられた。コロナによる初めての緊急事態宣言の際、千住で朝から営っていたお店は「幸楽」だけだった。今日はそれ以来だから、3年ぶり。今回で5回目の訪問。
その3年前に座った、同じカウンター席に座る。3年前にもあった、ばか殿の手拭いが、客席と厨房の目隠しになっている。それを見て、無性に悲しくなった覚えがある。3年前、志村けんさんが亡くなった直後のことだったから。まさか、あの日から、コロナによる行動制限が3年になろうとは、全く思いもしなかった。あの頃って、コロナは1年もすれば元に戻るといわれてなかったっけ。
ともあれ、T川さんと席に腰掛けて、一番搾り、「生中」(540円)をオーダー。ひとまず乾杯した。
お店は超満員で騒がしい。おかげでT川さんとの会話はほとんど聞こえない。困ったな。今日は一応、名目は取材なのに。
つまみはT川さんのリクエストで、「かんぱち刺」と「串焼き 盛り合わせ」をオーダーした。T川さん、永見は大変気に入られた様子だったが、「幸楽」はどうにも落ち着かない感じ。気持ちは分からなくもない。
生ビールを飲み終えて、「幸楽ボール」(330円)にチェンジ。多分、ボールのエキスって、当然永見とレシピは違うんだと思う。味わいが微妙に違うと思う。色も永見の方が濃い。
T川さんは普段無愛想だが、酒が入ると、顔も口も綻んでくる。本来、シークレットな話しをするようになったら、かなり気持ちよくなっていると判断していい。そのT川さん、T社のナンバー2である。
ナンバー2といってもいろいろ。ポジティブな意味もあれば、そうでないのもある。けれど、企業のナンバー2といえば、大抵ポジティブだ。
「幸楽ボール」を2杯飲み終わったところで、T川さんが、
「そろそろ出ましょうか」。
と言った。小さい声で、「やばい奴がいる」という。
お会計をして、外に。
そのやばい奴とは、自分の横に座ってるいた人が、自分の頭を思い切り殴っていたとい。それはやばい。
さて、2軒目へ行きましょうか。
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