「もつ次郎」を出て、大塚へ。さて、本格的に飲むぞー。
大塚駅北側は幾つか、立ち飲みがあり、何回か通った。今回は南側をちょっと散策。へぇ、「晩杯屋」は南側にも出来たのか。お、「日本橋紅とん」はまだ健在か。このお店、17年前にかみさんと入ったっけ。まだ「居酒屋さすらひ」を始めたばかりの頃だった。
スマホで検索したら、この界隈には、「ドラム缶」という立ち飲みがヒットしたのだが、いくら探しても見つからなかった。すると、黄色い看板の中華の店を発見した。なかなかよさげな雰囲気のお店である。看板には、「モツあんかけラーメン」とある。きっと名物なのだろう。でも、もつはもういいや。それならもう、「晩杯屋」しかない。ホッピーが飲みたいし。そう思って、「晩杯屋」の方に足を向けたのだが、中華への思いも断ち切りがたい。ホッピーか、それとも中華か、としばし悩んだが、結局中華を選んだ。「晩杯屋」では、腹がいっぱいにならないから。
「大塚 幸龍軒」。
黄色いテントに龍の文字が入っていると、どうしても恵比寿の「大龍軒」を思い出す。確か、暖簾分けしたお店がお茶の水にもあった。
店内はなかなか広いお店で、自分は店内右側の一人客用カウンターに着席した。メニューに目を通すと、「ホッピー」の文字。お〜、神は自分を見捨ててはいなかった。「晩酌セット」なるものがあるらしい。4種類のおつまみとお酒で800円(税込)。それがお得なのか、どうか分からないが、「ホッピー」もセットにできるらしく、オーダーしてみた。
4点盛りは冷奴に、ザーサイ、キムチ、そしてシュウマイ1個。「ホッピー」セットが仮に500円だとしても、あまりお得感はないかな。ザーサイとキムチはおつまみとしてはキャラが被っているし。キムチの代わりに中華っぽいのが入っていたら、まだ評価に価するんだけど。
ただ、シュウマイはうまかった。皮に味がついており、「まずはそのまま召し上がって、その後醤油をつけて」と事前に説明があった。一口では食べきれない、大ぶりのシュウマイである。言われた通りに一口目はそのままでいただくと、たしかにほんのりと味があり、中のお肉もジューシーだった。
「晩杯屋」と迷って入ったお店だったが、断然こっちの中華の方が良かった。お酒は豊富だし、料理も種類が多い。なんだか、そそられるメニューばかりなのだ。特に気持ちが揺さぶられたのが、「玉子焼飯」である。炒飯に目玉焼きが載っているだけなのだが、それがシンプルで実にいい。
〆は麺類と考えていたが、「玉子焼飯」も捨てがたい。とりあえず、「中」をおかわりして、熟考するか。「中」はコップに注がれて出てきた。氷入りでちょうどコップ一杯分。
17時を過ぎて、少しずつお客さんも増えてきた。
最終的に、〆は「タンメン」(800円)を選択した。少しずつお腹がいっぱいになってきたのだ。しかしながら、この「タンメン」もボリューム満点だった。最後はもう腹がはちきれんばかりに。
けれど、うまい。かなりうまかった。大満足。
このお店にはまた来たいが、いかんせん大塚に来る機会がない。いずれ、立ち飲みラリー山手線編で。
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