「亀戸ぎょうざ」の帰り道、まだ満腹じゃなかったのか、それとも飲みたりなかったのか、東十条駅近くのチャイハナに寄って、「サモサ」を買った。
3個入り、500円。
しかも税込。良心的かも。
本当は、チャイハナの席に座って、チャイでも飲みたいが、ここはおいそれと日本人が入れる雰囲気ではない。完全に異国。入店して席に座るのはかなりの度胸がいる。
東十条駅前はムスリムの人たちで溢れている。
ケバブ屋さん、食料品店、チャイハナ、カレー屋などなど。ムスリムたちが店を構える。そして驚くことに、彼らは裕福だ。ムスリムのうち、レクサスに乗っている男がいて、駅前で何度も見た。駅前の店舗は賃料も高いはずだが、次々と彼らの店はオープンしている。
サモサの話題に戻る。
この3個、500円のサモサにはソースが付いてきた。サモサにソース?
これまで通算3ヶ月滞在したインドで一度も見かけなかったサモサのソース。もしや、これがバングラデシュ流なのか。そのトロリとしたサモサを上手に袋につめるのはさすがだなと思った。彼らは器用なのだ。
帰宅してワインとともにサモサをいただく。もちろんソースをつけて。
ソースは怪しげな色をしている。インドカレーについてくる、サラダの上にかかったオレンジ色のドレッシングのようだ。ただ、それほど鮮明な色てはないし、ビネガーっぽくもないが、スパイス感は高い。
早速つけて食べたが、なかなかに旨いし、面白い。
クセになりそう。
サモサをインドのコロッケと喩える人がいるが、それは違うと思う。確かに餡は、じゃがいもベースだから、似てはいる。ただ、コロッケの衣に対し、サモサは皮に包まれている。サモサはサモサなのだ。もし、無理矢理喩えるなら、揚げ餃子の方が近い。
3個のサモサを家族で分けようと思ったら、子どもには固辞された。かみさんに一つあげて、自分は2個食べたが、さすがにお腹いっぱい。
サモサ、やっぱり大好きだ。
実はサモサは命の恩人である。いずれ再開する「オレたちの深夜特急」で、明かしていきたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます