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「小諸そば」の翌日に、「富士そば」を食べると、蕎麦の色に驚く。「小諸そば」の更科に対し、「富士そば」は甘皮が入った濃い目の灰色。蕎麦もやや太く、野性味がある。
会社の半径300mに「小諸そば」は2軒。それに対し、「富士そば」は0。範囲をもう少し広げて、半径500mにすると「小諸そば」は2軒、「富士そば」は3軒となり逆転する。もう少し、範囲を拡大して、半径600mとなれば、「小諸そば」3軒、「富士そば」5軒と「富士そば」の天下だ。都内の駅の周囲に必ずある「富士そば」。最近は出店スピードも速い。新しい店はかなりきれいだが、汚い店は恐ろしくばっちぃ。江戸川区の小岩駅北口にある「富士そば」は、「富士そば」史上稀に見る汚さだ。その汚さに負けず劣らず、いい味を出しているのが、御徒町駅北口の店舗。以前、店のテーブルにぞうり虫が歩いていたのを見て、しばらく行かなかったが、ちょっと用事で御徒町北側に行き、そのついでに店に入った。
食券の券売機が2台。大概の店舗で、券売機が2台ある「富士そば」の方がストレスフリーだ。しかも、ここではSuicaが使える。
「もり」の特盛は500円。安くはない。「小諸そば」の「二枚もり」と比べて約1.5倍。けれど、「小諸そば」の更科よりも、「富士そば」の方が香りがある。また、そばつゆも出汁の香りが強い。好みの問題なのだが、「富士そば」の方がエッジが効いているのだ。
噂ではそば粉4割とか。それなら、この値段も納得だ。だからというわけじゃないけど、のど越しも「富士そば」の方がいいような気がするし。
ちなみに、御徒町の「富士そば」のつゆは、黒いそば猪口ではなく、お椀で出てくる。チェーン店なら什器は、統一されているはずだけど、必ずしもそうではないらしい。そういうところを見つけるのも、「富士そば」の楽しみである。
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