例によって水曜日の「光栄軒」。17時20分到着。
カウンターは奥の座席のみ空いていて、待つことなく着座。以前ならば、「紹興酒」をいただいてから、「お茶割り」にしていたが、こないだからいきなり「お茶割り」でスタート。まぁその時の気分なんだけど。
自分が座った後は少し混み始めて、外にお客さんが並んだりしたけど、以前のように10分とか20分待つような状況ではなくなった。ただ、マスターの張り切りぶりは緊急事態宣言解除前と後では確実に違っている。声の張りと音量が大きくなって楽しそうだ。やっぱり、忙しい方がいいのだろう。
お通しは鮭のフライ。
先週がシューマイで、今回も初めてのお料理だった。ましてや魚が出てきたのも初。過去、焼き魚を食べている人を見たことはあったけど、かなりレアなメニューだと思う。
緊急事態宣言が解除され、町の飲食店に客は戻ってきたのだろうか。そんな報道が少ないような気がする。メディアはしっかりそこも検証しないといけない。10月も3週間が過ぎ、町の様子を見ると人流は多くなっているけど、飲食店にお客さんが完全に戻っているとは言い難いのかなと思う。自分の場合、かつてなら初めて行く冒険の試みをしてきたが、今は若干マインドが違う。週一回か二回の飲みで失敗したくないから、好きな店に行くように心がけるようになった。「光栄軒」に行くのも、そのマインドである。結構、こういう人、少なくないんじゃないかなぁ。とするならば、ショボいお店って、これからは本当に厳しくなるんじゃないかと思う。
さて、「お茶割り」を飲りながら、鮭のフライをいただく。料理が日常になったけど、フライなどの揚げ物はなかなか出来ない。やっぱり油を使うのは面倒だ。揚げ物大好き人間にとっては、お店でいただくしかない訳で、フライが出てくるとやはり嬉しい。
テレビは巨人戦。読売の攻撃で、松原星矢がヒットを打つと店内は拍手喝采。ママは「今はもうこれしか楽しみないよ」と言う。松原の連続試合ヒットがまた継続されたのだ。
そして「餃子」へ。これ、自分の黄金パターン。
店内はコロナワクチンの話題になった。誰が打って、誰が打っていないとか。そんな情報が飛び交う。思わず自分が、「怖いなぁ」と呟いたら、ママも「ね、怖いね」って。
こういう和やかな雰囲気でうまいものが食べられるって幸せだなとつくづく思う。週に一回のひそかな楽しみ。実は毎週水曜日がものすごく楽しみで。家にいる時間が長くなったし、夕飯作りからも解放され、自分のことを知っているお店に行く。これってかなり贅沢なことだと、今は思う。
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