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居酒屋さすらい 1839 - お客さんが戻ってきた - 「立呑み 晩杯屋 十条店」(北区上十条)

2021-10-26 06:11:56 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「晩杯屋」における急激な多店舗展開は個々のお店の価値を低下させたような気がする。いい居酒屋は遠くにあっても足を運ぶ。家の近所に出来るのは嬉しいが、有り難みの部分は薄くなる。十条に「晩杯屋」が出来たときは「やはり来たか」と思った。大衆酒場が数多く集まる十条、しかも長いアーケードがある都内指折りの商店街は、「晩杯屋」の聖地、武蔵小山に雰囲気が似ている。「晩杯屋」的条件は良好だ。

開店は2019年だったか。当初はまだお客さんも今ほどいなかった。今はかなり混み合っているから、「晩杯屋」の中でも成功店だと思うし、「晩杯屋」的条件が揃っていたことをある意味証明してみせた。

緊急事態宣言下においては他の「晩杯屋」と同様、要請に従い営業せず、店頭で刺身などのテイクアウトを地道に行って凌いでいた。その成果は確実にあり、通常営業の今もテイクアウトを継続、17時前に刺身が売り切れになることもあって、お店側にしては嬉しい悲鳴だ。

コロナ前と後で変わったなと思ったのが、刺身のラインナップ。いや確かに以前から、魚介の刺身はその日のおすすめメニューとしてシンボリックな存在ではあったけれど、その数はそれほど多くはなかったが、十条店は刺身メニューが充実していた。「晩杯屋」全体でそうなっているのか、十条店固有の動きなのかは分からない。

開店当初からいた女性は、はじめスーパーバイザー的な人かと思っていたけど、こないだ行ったらまだいた。普通に店員さんだったみたい。開店当初は笑顔がなく、怖かったけど、先日行った時の表情は柔らかかった。

多分、お店のオーナーさんだと思う人がいるのだが、とてもいい人そう。元気があり、お店の雰囲気をあげている。

駅近で立地がいいというのもあるけれど、緊急事態宣言解除後のお客さんはほぼ戻ってきていると感じた。アーケード内には幾つか立ち飲み屋があるが、お客さんはそう多くなかった。

雨後の筍のように乱立した感のある「晩杯屋」の中で、最も雰囲気のいいお店だと思う。

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