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居酒屋さすらい 0560 - 掘っ立て小屋はまさに漁師の番屋 - 「七輪浜焼き 番屋余市」(台東区上野)

2012-07-30 14:10:56 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
10月も中旬になると、上野の山も少しずつ秋モードに変わる。その上野公園の入口からアメ横を見渡すとそこはまた少し違った顔を覗かせる。
御徒町の駅から入るアメ横とは違う、少し俗っぽい風景。秋の紅葉がグラデーションに彩られながら変化をしていくように、アメ横も中央通りに向かえば、そのディープさも色彩を変えていく。
その上野公園の入口からほど近い小路に入ると、ちょっとした居酒屋の密集街に出る。
土曜日の夕暮れ時、喉の渇きに「番屋 余市」の暖簾をくぐった。

この店、海鮮ものを七輪で焼く店らしい。
番屋とは、漁師が利用する小屋の意で、まさにこの店の掘っ立て小屋然とした雰囲気はそれを再現しているように見える。
まずは、建物がバラックのようなのである。
そこに大漁旗が飾られ、無造作な黄色の短冊メニューがベタベタと貼られている。

今、アメ横は空前の海鮮もの居酒屋ブームである。
立ち飲みが居並ぶアメ横の密集地域に今、海鮮ものの店がかなり増加してきた。
言わば、その海鮮居酒屋の走りといっていいだろう。

まずは、カウンターで生ビール。
「白子ポン酢」(600円)をいただく。
刺身はもちろん、ホヤやわかさぎ、ほっけやハゼ、など海の幸が盛りだくさん。また鮨も握ってくれるという居酒屋としては、かなり異色の存在だ。
しかし、そればかりではない。
「牛すじ煮込み」や「やきとん」も用意がされている。
この辺のところが、コンセプトのブレを感じるのだが、わたしは「牛すじ煮込み」をついつい頼んでしまう。

ビールを飲み干し、酎ハイへ。
本来なら、余市ということで、ウィスキー系にすればいいのだが、どうも海鮮モノにウィスキーは合わないような気がするのだ。

店はかなりばっちい。

こういう店は上野アメ横にははいて捨てるほどあるのだが、どうにもこうにも許せない店があるのも事実。
「余市」は後者の方である。

この雰囲気だけを味わいに行くのもいいが、アメ横の立ち飲みを経験すると、こういう店は陳腐に見えてしまうのだ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (フリテン)
2012-08-02 18:23:01
こんにちは!
いつも楽しく拝見しています!が!
店員さんはどんな感じで横暴なんですか?そこを詳しく書かないと判断出来ないと思います。

お店のコンセプトかも知れないですし。。人気のあるブログだと思うので風評被害にもなりかねませんよ!詳しく書いて読者に判断させるか、全く書かないかのほうが良いと思いますが。
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Unknown (熊猫)
2012-08-03 06:03:19
フリテンさん、おはようございます。

ご指摘、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、具体的に書かねばいけませんね。

今回は削除します。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
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