用を足して千住の酒場街へ。
まだ行ったことのない立ち飲み屋さんを物色する。いつも悩むのが、「かぶら屋」である。こちらの店、店内は座飲みだが、外に立ち飲みスペースを設けている。恐らく満席になった時に、立ち飲みスペースに案内されるのだと思うが、まだ店内がガラガラの時に「立ち飲みたい」というのもおかしな話しである。近年はこういう店舗が少なくない。
「かぶら屋」をスルーして北千住駅側へと歩く。
「ビアマーケット」が呼んでいるような気がして店内へ。カウンターにポジションしたら、隣のふくよかな黒人女性と目が合って、にっこり。
「この店、リラックスできてお気に入りなの」と話しかけられた。
「自分もそう」と答えて、「ちょっとオーダーするね」と目配せ。
で、お店の人に「5番のビールください」と言うのだが、忙しいのか、聞こえないのか、なかなかオーダーが通らない。時間をあけて再度、声をかけたが、またもスルー。なかなか楽しくない状況なので、お店を出ることにした。
「また会いましょう」と可愛らしい女性にさよならして。
どこ行こうかと駅と反対の方へ歩くと立ち飲み屋を見つけた。まだ見ぬ立ち飲みがあったか。
「ネオばんざい」というお店。
見た目から判断すると期待できなさそう。
大衆酒場を謳っているが、多分値段は高めだろう。パッと見で店員さんが4人もいる。お店のキャパはそれほど大きくはない。一階は厨房と立ち飲みカウンター。2階もあるっぽいが、それでも4人の人員は多い。
ただ、お店に入ってみないと分からないから、ちょっくら飲むかと店内へ。
4人の店員さんは皆若い。男子2人の女子2人。みなさん20代っぽい。
カウンターに陣取り、「酎ハイ」(330円)をオーダーしたら、小鉢がきた。
お通しだって。後でレシートを確認したら385円。
立ち飲みなのにお通し、出すかなー。経営者のセンスの問題。
立ち飲みのお通しはこれまでの立ち飲み人生で2回目。
これですっかりやる気が失せた。
万歳! ではなくお手上げ状態。
これで帰ろうとも思ったが、飲み物はやすいので、もうちょっとチャンスを与えよう。おつまみに「万歳ポテサラ」をオーダー。しかし、これが528円。ポテサラでこの金額はかなり高い。最近よく大衆酒場と銘打つ居酒屋が多いが、ほとんどが信用できない。この店もやっぱりだった。
含水率が低めのポテサラはポテト多めでマヨ少な目。その上にフライド状の何かがトッピングされている。
うまいことはうまい。マヨ少な目だから、大人の味。
これ以上、この店に金を落とす訳にはいかない。
この歳になって、身に付けた技術みたいなものがあって、店構えをみると、大体お店の感じるが分かるようになってきた。ただ立ち飲みなら、ダメージが少ないから、嫌な予感してもとりあえず店には入るようにしている。でも、「やっぱな」という店はがっかり。「ネオばんざい」もその口だった。
二度目はないね。
すごく美味しいつまみがあったりキラッと光る何かがあればまた行きますが、大半はないですかね(笑)。
これは完全に僕の推測なんですが、大衆酒場や立ち飲み文化に憧れを持っている若い人とか女子を相手にしているんじゃないかなと思っています。
おはようございます。
なるほどー。
ターゲットは若い人、女子。
おっしゃる通りだと思います。
こちらの店員さんも、おっさんが来て、ちょっと戸惑っていたかも。
「第三モッキリセンター」で、本物の大衆酒場に連れてきたとドヤ顔する、野郎らの自慢の理由はこれか。
それを前提に楽しめばよかったのか! と思いを新たにしました。
「博多うずまき」っていう店でした。若いモンの行く店です。
寒かったー。
北千住、土曜日のご出勤、お疲れ様でした。
「博多うずまき」を調べたら、炭火野菜巻串と焼売の店とありましたが、何故焼売?
若手4人の飲み会というシチュエーションも珍しいですねー。