
東十条銀座には元来酒場が少なかった。立ち飲み屋も少なかったし。その無風地帯の状況を変えたのが、フライ専門店の「ひらお」だった。立ち飲みスペースを設け、これまで同エリアになかった酒場の新風を吹かせた。自分もおおいに期待を寄せたが、いかんせんホッピーがなく、2回行ってやめた。その後、「ひらお」はホッピーを導入したようだったが、時すでに遅し。自分はもうこの店に興味がなくなった。
その「ひらお」は昨年末、ひっそりと閉店した。僅か2年半の営業だった。
この「ひらお」に居抜きで入ったのが、「にしだ場」というお店。
開店2日目に行ってみたのだが、このお店が実に素晴らしかった。串焼き中心のお店なのだが、その焼きものがいい。ネタも良ければ身も大きく、うまい。
もちろんホッピーもあって、「中」はやかんで注いでくれる。「ストップ」と言うまで。この「中」が宝焼酎という点も評価したい。やっぱり、ホッピーに合う焼酎は、キンミヤではなく、宝焼酎だと思う。宝焼酎はホッピーに微かな甘みを与えてくれるから。
「煮込み」と「白ホッピー」(490円)オーダー(値段はいずれも税込)。
厨房をぐるりとカウンターが囲み、その店内レイアウトがお店に活気をもたらしている。店員さんも適度に元気で気持ちがいい。これらが店内にグルーブ感をもたらせている。この「にしだ場」、他店舗展開しているようだが、このオープンに合わせて、選りすぐりのスタッフを連れてきたような気がする。このグルーブがお客にワクワク感を与えるのだ。
ホッピーの「中」はやや多めに注いでもらった。
ちなみに「おかわり 中」は250円。2杯おかわりしたらちょうど990円。宝焼酎注ぎ放題でこの値段は破格だ。
ホッピーを注いでもらった時に、「ハラミ」を2本と「ねぎれば」を1本オーダー(各170円)。
ところが、後に頼んだ「ねぎれば」が最初に来て、はじめに頼んだ「煮込み」が来ない。
混雑でてんやわんや、さては店員さん、忘れたな。そこで、厨房のお兄さんに催促すると、すぐに出てきた。
その「煮込み」が本当にうまそうで。
ちなみに「ねぎれば」もばかうま。
ホッピーが進む進む。
そして「ハラミ」もまた素晴らしい。
この「にしだ場」、どうやら昼飲みもできるらしい。何時から開いているのか分からないが、今日14時過ぎに、前を通ったら、店は営っていた。
東十条に超強力な酒場ができた! と思わず嬉しくなった。
「おかわり 中」を2杯、たんまりと注いでもらい、ご機嫌に飲ませてもらった。まず今宵はこれにて終了。ちょっと小手調べをしにきたつもりが、返り討ちされた気分。
もしかすると週一で来ちゃうかも。
お会計すると1,500円で、安すぎないか? と思いながら支払い。家に帰ってレシートを見ると「煮込み」が入ってなかった。
今回、貸しまでできたが、これも戦略だったりして。
また近々行きますぜ。
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