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居酒屋さすらい 0407 - 麺都盛岡、ここにあり- 「HOT JaJa」(盛岡市盛岡駅前通)

2011-01-28 16:10:17 | 居酒屋さすらい ◆地方版
「花太郎」を出て、〆の麺を食べに出かけた。なにしろ、盛岡は日本を代表する麺都である。「わんこそば」にはじまって、「冷麺」、そして「じゃじゃめん」である。
しかし、「冷麺」を食べるには寒すぎるし、「わんこそば」を食べるにはもうお腹がいっぱいだ。そこで「じゃじゃ麺」を食べることにした。
盛岡駅前まで行ってみると「じゃじゃ麺」の専門店「HOT JaJa」というお洒落な麺屋さんを発見。
ここも当たりの店だった!

「じゃじゃ麺」とは盛岡独特の麺である。
以下ウィキペディアから引用。
「戦前、旧満州(現在の中国東北部)に移住していた(後の「白龍」(パイロン)の初代主人である)高階貫勝が、満州時代に味わった「炸醤麺(ジャージアンミエン)」を元に、終戦後の盛岡で日本の食材を使って屋台を始め、そこで盛岡人の舌にあうようにアレンジをくりかえすうちに、「じゃじゃ麺」としての独特の形を完成させたといわれる。中華麺とは異なり、じゃじゃ麺用の平たいきしめんかうどんのように感じられる独特の麺に、特製の肉味噌とキュウリ、ネギをかけ、好みに合わせてラー油やおろしショウガやニンニクをかけて食べる」と記されている。
まさに、盛岡のご当地麺といえるものなのだ。

その「じゃじゃ麺」を頼んでみる。
おっと、盛岡地ビールも忘れてはならい。盛岡地ビール「ベアレン」のクラシック(800円)は正統なラガービールだ。
やはり、酒場は地元の酒だけでなく地元のビールを置くのが好ましい。ちなみに、この地ビールはさっき行った「花太郎」にも置いてあった。地元全域で応援しているのだと深く感動した。

さて、店内だが、これがまたちょっと洒脱な感じで素敵だった。インテリアにこだわり、黒木のテーブルがなんとも落ち着いている。店員さんの制服も素敵だった。
しかし、それよりも何よりも、この店がただの麺屋ではないという点に驚いた。「じゃじゃ麺」だけでなく、酒のつまみとなる一品料理が豊富なのである。

例えば、「肉じゃがインド風」「タコのマリネ」そして「ヤッコのチャイニーズ風」などかなり気になるメニューをそろえている。
興味と食欲をそそる一品料理である。熊猫は残念ながら、もうすでにお腹がいっぱいだったので、「じゃじゃ麺」以外は何も口にしなかった。これはかなり悔やまれる。

さて、「じゃじゃ麺」だが、これが変わっている。
汁なしの麺でうどんでもなく、きしめんでもなく、もちろんラーメンでもない白い麺の中央になにやらソースのょうな辛そうな具が載っている。これをかき混ぜて食べるのだが、同店の説明書きによれば、にんにくやラー油など、お好みで自分の味を作るのが「じゃじゃ麺」の特徴であると説明している。翌日は家の法事があるため、にんにくの誘惑を断ったが、この食べ方も興味深いところである。

しかも、食べ終わってからもまた楽しいようである。
「チータンタン」と呼ばれるスープをかけて、〆とするのが「HOT JaJa」流なのか。
「チータンタン」、漢字で記すと「鶏蛋湯」。普通話で書けば「ジーダンタン」だ。紛れもない、これも中国の習慣の輸入であろう。
やはり、熊猫はお腹がいっぱいで、もはやこれも受け付けない。だが、本当は食べねば!という義務感がわたしを最後まで駆り立てていた。

しかし、「じゃじゃ麺」は本当にうまかった。
世の中には様々な麺があるのだなと改めて感心する。
さて、「HOT JaJa」だが、この店は東京に進出してきても、大繁盛するだろう。だが、やはりご当地ものはその土地と風土、そして酒で飲むからうまいのである。
盛岡に「HOT JaJa」あり!
盛岡に行ったら、この店は外せない。
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