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居酒屋さすらい 0408 - 田町のやきとんならまずココだ!- 「串一徹」(港区芝)

2011-02-01 00:35:32 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
田町の盛り場はほとんどが駅の西側に広がっている。慶応通りを中心とした繁華街である。だが、新橋や神田と比べれば、その数はやや地味だ。
しかし、小さいながらもその小宇宙にはまだまだわたしの知らぬ店が数多く存在しているのも事実のようである。

今回は、何気なしに歩いていれば、見落としてしまいそうなお店の話しである。
訪問のきっかけはBザイのOさん。「うまい串焼きの店がある」という一言で「串一徹」の訪問が決まった。
慶応通り商店街のやや芝公園よりの店である。この店、地下にあるため、ちょっと目立たない。看板は通りに面しているのだが、それがどの店舗を指すのか、一見して分からないため、ともすれば通りすぎてしまうだろう。
地下への道のりもやや怖い。
暗がりがその不気味さを増長させる。地下一階に下りると、これまた不思議なドアに突き当たる、何やら、不可思議な絵が飾られており、これまた一見して、この店が何の店なのか、分からない。



わたしは紹介者と共にここを訪れたので、すんなりと入ったが、もしこの店をよく知らないで入ろうとしたら、躊躇したことだろう。

ともあれ、店に入ると、これが予想に反して満員なのである。やはり、この店ただ者ではないようだ。店の右側に厨房。それを取り囲むように逆L字、いや鍵状といったほうがいいだろう、カウンターがある。
店の雰囲気はやや暗め、色彩的には三和十の灰色がそのまま店の雰囲気を作っているようにも見える。喩えればストリートファイターⅡの世界である。異様なのは厨房にある熱帯魚の水槽。これが暗がりの中でぼうっと鈍い光をたたえている。

我々はカウンターに腰掛けた。
店員さんの面子も変わっている。マスターはまだ若く、意外な印象を受けた。「一徹」と称するくらいだから、日本一のスパルタ野郎、星一徹を想像したが、左にあらず、ストイックそうではあるが、星一徹ではなさそうだ。スタッフの中で特に気を引くのが、西洋人の若いお兄さんである。
ちらと聞こえてきた会話によると彼の出身地はロンドンとのこと。こうしていると何かロンドンのパブにでも迷い込んでしまったような気がする。

まずはビール。
生はスーパードライ。これが1杯400円。価格的にはまずまずのセンか。
つまみに「もつ煮込み」(300円)に「レバー刺し」(300円)を頼む。
値段もさることながら、味は悪くない。
田町は芝浦に大きな食肉市場を擁する。しかしながら、田町には良質なやきとん酒場が意外と少ない。田町にお勤めの人はさぞかし難儀していることだろうと想像できるが、この「串一徹」の水準の店があれば、ひとまず安心だ。
串焼きを頼んだ。
「盛り合わせ」(600円)を頼んでみた。まず、身の大きさに一度驚く。そして、口にしたときに再び驚く。そのもっちりとした弾力は確実に新鮮な肉であることが想像できるのだ。
とくにもも肉が秀逸だった。香ばしい歯ざわりは炭火でじっくりと焼いているから。しかも5本で600円ということは、1本120円というリーズナブルさ。
いいんじゃない?この店。

さてさて、ここはホッピーいっとかないと。
ドゥカティをこよなく愛する男Oさんも実はホッピー好きとのこと。その意外な一面に驚きつつホッピー白(350円)でかんぱいっ!
やっぱ、やきとんにはホッピーだよね。
こうして、ホッピーとやきとんの夜は過ぎていくのである。
田町で、香ばしいやきとんとホッピーを味わえるのは、ここが筆頭だろう!
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