草津で一泊した翌日、朝ごはんを食べようとホテルを出た。駅近に喫茶店があったはず。問題は開いてるかどうか。田舎の喫茶店は早朝にオープンしない場合が少なからずある。
そんな思いは全くの杞憂で、駅前の喫茶店、「グレイハウンド」は、朝8時にしっかりと開いていた。フランス語の店名が多い喫茶店界にあり、英語名とは珍しい。「グレイハウンド」とは、北米大陸を走る、あのバスのことであろうか。
店はカウンターだけの細長い造り。マスターは年配の男性。味がある。人生を感じさせる背中が広い。
昔、アメリカ映画でよく見るシーンがあった。クルマでドライブインに乗り付けた男が、ハンバーガーをオーダーするのだが、やれオニオンは多めにしろとかピクルスは入れるなとか、カスタマイズに余念がない。「アメリカはこんなことが出来るんだ」と思ったものである。
さて、「グレイハウンド」はどうか。黙々と働くおっさんに、そんなことを言える雰囲気じゃない。ましてや一見の自分には。
トーストとコーヒーのモーニングを頼んだ。
トーストは厚め。焼きはウェルダン。コーヒーは薄め。つまり、アメリカン。ボイルドエッグとバナナがついている。
トーストがカリカリでうまい。
マスターは黙々と仕事をしている。
おかげでいい朝を迎えられた。
実家では子供の頃、山崎パンの8枚切だったので、厚切りトーストは喫茶店にしか存在しないと思ってました。
それをジャン母に話したら、
「ウチのトースターの穴には8枚切りしか入らなかったのよ」
焼きあがるとパンがピョンと立ち上がるあれですね。
そういう回答を期待したんじゃないんですけどね。
今日は納涼祭です。焼き鳥焼いてきます。
こんにちは。
昔、食パンて6か8枚切りがポピュラーでしたね。パン屋さんがあれば、オーダーして切ってもらえたと思いますが、子どもの頃、パン屋さんて馴染みが薄かったです。
トースター、懐かしいですね。
確かに、あの頃のトースターは8枚切り仕様でした。
納涼祭、いいですね。
なんか、ジャンさん焼き鳥を焼くのが似合いそう。風が強いですが、大丈夫ですか?