田町駅の立ち飲みを「やまとや」と言ったら、まだまだ甘ちゃんだと思う。
田町駅こそ、蕎麦屋の二毛作が花開いた街はない。
森永ビルの地階にある「まるちょう」は超メガ企業のM紅の社員をはじめ、日本を代表する企業のスタッフが集結する立ち飲みである。
昼は立ち蕎麦屋。是非、「立ち蕎麦ガール」もここに来てほしいと思う。
だが、三田の立ち飲みはここだけではない。
もう一軒、素晴らしい酒場は「がんぎ」である。
実は、この両店ともBザイのO氏から聞いた店である。
O氏より「まるちょう」を紹介してもらい、計3回ほど行った。ボクの立ち飲み史の中でも本当にいいお店である。だが、そのO氏に「最近、『まるちょう』行ってますか」と尋ねると、信じられない言葉が返ってきた。
「最近、、『まるちょう』じゃなくて、『がんぎ』に行ってるんだよねぇ」。
「『がんぎ』って?」
ボクは唖然とした顔で聞いた。
O氏によると「がんぎ」は昼間は立ち蕎麦屋。17時を過ぎると立ち飲み屋になるという。
その「がんぎ」は噂通りの店だった。
「おつまみ3点セット」というお値打ちなメニューがある。
750円で3点の肴が楽しめる。この3点が侮れない。
「〆さば」「蓮根と葱の袋焼」そして「ポテトサラダ」で750円。
これってすごい。そのボリュームもしょぼいものではなく、ボリュームあるものばかりだ。
この3点盛りを新潟の地酒でいただく。
この「がんぎ」は新潟ゆかりの店なのだ。
地酒は全て、新潟のもの。
「久保田」「八海山」といった人気モノから、「朝日山」「麒麟山」「吉野川」といった硬派モノまで、主要な新潟ものをラインナップさせる。これはもはや立ち蕎麦が片手間でやっているというレベルの店ではない。
しかも、先述したセットの他にメニューは「あじ天ぷら」「いか丸干し」「磯つぶ貝」など玄人好みのメニューがずらり。これは本当に日本酒オヤジの琴線に触れるものばかりである。
味も素晴らしい。
新潟生まれと思しき店長が丁寧にこしらえた料理が出てくるのだから感動する。
店は狭いが高いポテンシャルを持つ店なのだ。
昼間の蕎麦部門ではまだお世話になったことがないが、こっちの方もすごいと噂を聞く。
三田の立ち蕎麦激戦区で3位以内との声が多くあるらしい。いずれ、こっちの方でもお世話になりたいと思う。
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