「ソルト」を出て、もう一軒。
「大陸」は目と鼻の先にあるが、〆にはまだ早い。飲みもお腹もまだまだだから、ここは東十条まで出るか。
東十条ならあそこ。定番の「土鍋餃子」。今年すでに3回目。
お店はそこそこ空いていた。
「よ、メガネっ娘!」。
心の中で挨拶。
奥の部屋に通され席に着く。
「紹興酒」をボトルで頼み、「レバーフライ」をオーダーした。
目の前の席には久しぶりに集まった雰囲気の家族が談笑している。息子さんらはすでに大きくなっていて就職しているようだ。積もる話しに場は盛り上がる。こういうシーンは見ていて心がほんわかと温まる。
「レバーフライ」は相変わらずうまい。これだけでもう充分。
ただ、「紹興酒」のボトルは重かった。すでに「ホッピー」をワンボトルを飲んできたし。「紹興酒」の半分位を飲むと急に酔いが回ってきた。
さて、そろそろ〆の検討を始めるか。
麺にするか、ご飯ものにするか。ちょっと悩みどころだ。この日は最初に「麻婆豆腐」からスタートしたことがそもそものリズムが狂った。本来なら「麻婆豆腐」は〆だよ。なら、ご飯はちと思い。ということはやはり麺だな。だが、この店の土鍋麺は正直美味しくない。そうするともはや一択。焼きそばだ。そう、「五目焼きそば」に決定。
目があった、メガネっ娘に「五目焼きそば」をオーダーした。ところが、待つこと10分、デリバリーされたのは「炒飯」だった。しばし、目が点になった。メガネっ娘に言うべきか、それとも何も言わずにスルーするか。
その時、横から声をかける人がいた。
「ずいぶん、たくさん召し上がられるなと思ってました」。
その人によると、自分は確かに「五目焼きそば」を注文したらしい。自分が言い間違えた訳ではなかったようだ。そこに、「五目炒飯」が来たという訳。話しかけてきた人は、「焼きそば」も「炒飯」も食べると思ったらしい。
ま、いいか。聞き間違いなんて、よくあること。今夜は「五目炒飯」の日だったんだ。
その「五目炒飯」は抜群にうまかった。「炒飯」で良かったと思った。
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