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居酒屋さすらい 0662 - ルネッサ〜ンス - 「鳥貴族 有楽町店」(千代田区有楽町)

2013-07-22 18:09:01 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
約束の時間に遅れること10分。
雑居ビルにテナントする「鳥貴族」に着くと、奥の席ですでに殿下とH部さんが座られていた。
まるで、山田ルイ84世ととひぐち君のように。これはいけない。殿下をお待たせしてしまった。

今、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの280円酒場。都内の至るところに店舗を見かける。
「一番搾り」のジョッキも280円なのだから、ここに来れば誰でも貴族のように振る舞える。
さらに「麒麟淡麗」の大ジョッキをテーブルに配せば、より貴族的に見えること間違いなしだ。
わたしは当然、貴族に帰属したこともないのだから、本当は貴族がどう振る舞うかなんて知らない。

殿下も「麒麟淡麗」をお飲みになられるとおっしゃった。
大きなジョッキを持ち、殿下とその家臣であるひぐち君2人は乾杯した。
「ルネッサ〜ンス!」。
8月に入り、暑さは更に厳しく、ほうほうの体で辿り着いた我々に黄金色の飲み物はまさに「復活」を与えてくれる。

殿下は食べ物をドンと注文された。さすが、黄色いドゥカティを乗られるだけあって、ドカドカと注文をされる。
「もも肉」「ささみ」を3人前。「とりきの唐揚げ」「カマンベールコロッケ」「ピリ辛キューリ漬け」「たこわさ」「とろろ焼き」。
他の世界ではこれを大人買いという。だが、居酒屋において、この頼み方は大人気ないともいう。全て280円。まさに鳥ック。もといトリックである。
「じゃんぼ焼き」と呼ばれる串焼き。1本140円だから、身の大きさはある程度ないと安価感はない。国産鳥使用。この価格ならそれも当たり前だと思う。
塩かタレか。これは焼き鳥を食べる際の大問題である。
タレは店の顔。しからば、ここは迷わず「貴族焼き」で勝負した。
テーブルに「貴族焼き」なるものが運ばれ、しばしバードウオッチング。
分からない。何が「貴族焼き」なのか。
しかしながら、「もも肉」「ささみ」とも柔らかい。コンロで焼いたと思われるが、悪くない出来だ。

ケーヨーD2で売られているようなDIYの板を貼り合わせた店の造り。だけど、それもまたいとおかし。
パパンがパンと誰かが手拍子をすれば、やがて「誰が殺したクックロビン」と合いの手を入れる。
貴族(パタリロは貴族ではないが)と鳥は切っても切れない仲である。

いつしか、お店は満員となった。
鶏小屋、いや失言。貴族院、貴族院である。

殿下がおっしゃるには、「鳥貴族」の〆には「とり釜飯」がセオリーなのだという。
早速、それを鳥寄せると、もとい、取り寄せると、案外すぐに出て来た。この人気商品は、注文から30分くらいは待つらしいのである。
殿下がいらっしゃることを察知したお店側が、それに配慮してくれたのだろう。お店の配慮に感謝である。
「とり釜飯」は人気商品らしくとてもとてもおいしかった。
固形燃料とはいえ、釜で炊いたご飯はふっくらとしていた。

気が付けば、いつしかわたしたちは「ハイボール」を何杯もお代わりしていた。
「朕は満足」と殿下も満足顔で周辺の貴族たちを睥睨される。
殿下もわたしもひぐち君もこれで同じ釜の飯を食べたのである。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お、ここは (怪鳥)
2013-07-22 18:45:55
興味はあるが訪問はしたことが無いです~。
やっぱり安いの?意外と頼みすぎたり、ポーションが小さくて結構お会計が行ってしまう、ってことは無いのですか?
返信する
Unknown (熊猫)
2013-07-22 23:43:17
平均単価は変わらないという印象。
やっぱりついつい頼んでしまうのだろうと。
独り酒場ではないので、仲間と行くと結局このような結果になるものと思いますです。
返信する
やはり (怪鳥)
2013-07-23 15:46:05
そうなのですね。一人で入れる雰囲気じゃないのですね~。ま、大手チェーン居酒屋さんはおひとり様はあまり歓迎ではないね。
返信する
Unknown (熊猫)
2013-07-23 18:25:00
創作系、個室、280円などなど、チェーン店も再編が進んでるね。
でも、やっぱりフランチャイズのお店はフラッと行くような感じではないなぁ。
返信する

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