2週続けて「飛葉」に行った帰り、また「光栄軒」に向かった。電車で20分乗車し、徒歩15分かけて行く、〆の飯。今はもう定期券もないし、電車賃だって片道300円かかるが致し方ない。その価値が「光栄軒」にはあるのだから。
お店には17時過ぎに到着。お客さんは2人で、M本さんは賄いを食べている。そのM本さんの横に座り、しばし雑談。長引くコロナ禍、様々な業界が大変なことになっているとい話題。
また、冷たいお茶が運ばれてきた。あぁ命の水よ。
さて今宵はどうするかと思案し、閃いた。「ラーメン」をいただいてみようかしら。思い起こせば、「光栄軒」に来るようになって3年。実はまだ「ラーメン」を食したことがない。果たして、「光栄軒」の「ラーメン」とはいかなるものか。食べてみたくなったのだ。
「ラーメン」と「半炒飯」をオーダー。
まずは「半炒飯」から先に運ばれ、いただく。そういえば、一通り飲んでから「光栄軒」に来るのも妙な気持ちだった。今までは「光栄軒」で飲ませてもらって、最後に「炒飯」で〆るというパターンだったが、最初から、〆をオーダーするというのが、逆に新鮮だ。
そうして、出来上がった「ラーメン」が運ばれてくる。
実直だ。実に実直。一片の曇りもない中華そば。
一口スープをいただくと、口に広がる町中華特有のラーメンスープ。うまいなぁ。
一見あっさりしているように見えるが、実は少し辛い。労働者向けなのかなと思ったりする。
「ラーメン」を頼んで、良かったと思う。飲んだ後は、とにかくラーメンがうまい。
マスターとも少し話しをした。昨夜、讀賣が負けたこと。DeNAに拾われた宮國投手が讀賣に恩返しをした一戦に、マスターは「宮國なら仕方がない」と言った。優しいな、マスター。
やっぱり「光栄軒」は楽しい。往復600円、時間にして1時間半かけても充分お釣りがくる。
ではまた来週!
ラーメン専門店の凝りに凝ったラーメンはもう食べられませんし、興味もありません。
釣り好きな人が、最後に鮒と鯉に戻るように、ラーメン好きも最後は町中華ラーメンに戻るような気がします。