雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

今年は晴れるか?ペルセウス座流星群

2013年08月11日 | 天体写真(流星群・星野写真)
天文雑誌によると、今年のペルセウス座流星群の極大は
明日の夜明け方3時頃(正確には明後日13日早朝)だそうです。
今年は月明かりが無く最高の条件なのですが、雲予報では我が越後は望み薄。

そもそも天体写真を再開してから、まともにペルセウス座流星群を撮った記憶がありません。
それでもと思い、ざっとこれまで撮ったものを調べてみたところ・・
3年前、雲の切れ間に撮ったものが見つかりました。
中央、雲の中にカシオペア座がくずれた”M”の字で見えています。
DATA: 2010/08/13 02h53m 30sec露光 TAMRON 17-50mmF2.8(f=17mmF2.8)ISO1600 KissDX(SEO-SP2) 固定撮影
肉眼では明るく見えた流れ星も、広角レンズでは迫力がありません。

他にも数枚流星の写った画像があったので,、”比較明”合成を行ってみたのですが、
雲による中断で時間が経過し、広角レンズの画像ゆがみから星がズレてしまい止めました。
撮影時間が長い場合は、比較明合成するにはガイド撮影が必要なようです。
明日夜、もし晴れたらISO感度を上げて(2500or3200)撮影しようかと思います。

==========================================
暑いのにいつも雲があります。
ここのところ、朝早く起きて庭の草取りが続き、昼はグッタリしています。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←ポチッとおねがいします。
にほんブログ村

==========================================
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑さ『日本一』だった日の、夜は・・

2013年06月13日 | 天体写真(流星群・星野写真)
これまでは室内にいればまだ涼しいと感じていたが、昨日の空は真夏のものだった。
夕方のニュースでは我が上越市(高田)が日本一暑かったようだ。

昼はまぶしいほどの夏空ではあったが、GPV 気象予報では夜は薄雲がかかりそう。
 
このような予報の場合、ときどき薄雲におおわれてまともな撮影ができないケースが多い。

夕食後に空を見たが雲が多く、設営してもストレスのたまる撮影になると考え断念した。
その後久しぶりにビールを飲んだせいでうたた寝をしてしまい、
目を覚ましたのは12時半頃、寝ようと思って窓から空を見たら星が輝いていた。
R200SSのタワミ対策の検証もしたかったが、2時半過ぎには薄明が始まる事を考えると
これから設営しても、実質1時間程度の撮影しかできない。
結局、やや風邪ぎみの体調もありTOAST-Proでの撮影に決めた。

この判断は結果的には正解で、1時半頃撮影開始して2時過ぎには薄雲襲来で撮影終了となった。
(この夜は、TAMRON の標準Zoomレンズで 南天のいて座付近と、天頂近くに上っていたはくちょう座を撮影)

いて座付近の銀河
撮影DATA: 2013/06/13 01時27分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=50mmF4) 露出2分10枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(外気温25℃冷却-1℃) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他

はくちょう座中心部
撮影DATA: 2013/06/13 01時53分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=50mmF4) 露出2分7枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(外気温25℃冷却-1℃) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他

はくちょう座の方は少し流れてしまったが、注意するのはピントぐらいで、
設営も撤収もなんと楽な事か!


==========================================
からだにやさしい”とはこのことか。
まだ蚊もいなかったので、パジャマで撮影できました。
でも短時間に撮れるので、じきに撮るものが無くなっちゃうのでは・・
「星野写真」を撮られる方が、前景に工夫(苦労)されるのが良くわかります。


雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←ポチッとおねがいします。
にほんブログ村

==========================================
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『S字状星雲』 を探せ!

2013年06月03日 | 天体写真(流星群・星野写真)
天の川銀河を撮るため、近くの金谷山スキー場にプチ遠征したのは31日夜。
高度が少し高くなってから撮った2枚の画像処理が終わりましたのでお見せします。

1枚目は焦点距離50mmで『S字状星雲』を写そうと、枚数を多めに撮影。

さそり座からいて座(パイプ星雲付近)  (画像クリックで拡大)
撮影DATA: 2013/05/31 23時00分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=50mmF4) 露出3分 18枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(冷却オフ) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他

S字状星雲』は、ただようガスの濃い部分が背景の天の川の星を隠し、シルエットとして見えています。
下の画像は、『S字状星雲』部分のクローズアップですが、上の画像から探して見てください。
(探してもわからなかった人は、この画像をクリックしてください。)

高度が少し上がったため光害カブリの影響が減り、けっこう良い画像が得られました。

2枚目は、「天の川銀河の中心部」方向にあたる、いて座の南に低い部分を狙ったのですが、
気が付いたら横に下弦の月が明るく輝いていました。
結局、月明かりから3分露光5枚で中止しました。
天の川銀河 中心方向  右側が南  (画像クリックで拡大)
撮影DATA: 2013/06/01 00時51分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=50mmF4) 露出3分 5枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(冷却オフ) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他

部分拡大画像です。
 
左画像の明るい星雲はおなじみ「M8(干潟星雲)」です。
右画像の右端の赤い星雲は英名「猫の足星雲」ですが、和名は『出目金星雲』で見た目通り。


==========================================
忘れてました!
前回 「近づいて来る怪しげな車、それも2回も」、の話。
真っ暗闇の深夜の駐車場にたった一台、怪しいと思って確認に来た警察の車両でした。
不逞の輩で無くて良かった。(車両のライトからカメラを守るのが大変だったけど・・・)


雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←ポチッとおねがいします。
にほんブログ村

==========================================





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一番身近な銀河」を撮りにプチ遠征

2013年06月01日 | 天体写真(流星群・星野写真)
5月17日に一晩に5種目挑戦と頑張った以降、天候に恵まれずちょっと息切れ状態でした。
そんな中で昨夜は夜半過ぎに月が昇ってくるまでの間、撮影ができそうな予報でした。
撮影時間が限られている事から、パンスターズ彗星以来久しぶりに
コンパクト赤道儀TOAST Proを持ち出して出かける事にしました。

出かけるといっても、車で15分ほどの「金谷山スキー場」で天の川銀河を撮る事に。
事前の下見でスロープ下の駐車場が、南側の視界が開けて良さそうでした。
ただ、「星のふるさと館」細谷さんの話ではかなり空が明るいそうです。

現地に着いて、TST撮影を始めたのが22時頃。透明度は良かったのですが空は明るめです。
昇ってきたさそり座をTST撮影。(ズームレンズf=17mmF4 ISO1600 2分)
たしかに低い空がかなり明るい。(事前調査で南と思っていたのですが、南東でした。)

南(右側)はいくらか暗いのですが、峰がせり上がり、視界が悪くなるため、南中前に撮影開始。
以下の画像は、光害によるカブリを気にせず、強引に画像処理したものです。

さそり座頭部
撮影DATA: 2013/05/31 22時18分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=50mmF4) 露出3分 12枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(冷却オフ) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他
(クローズアップ画像)


上る天の川銀河
撮影DATA: 2013/06/01 00時12分~ TAMRON f=17~50mmF2.8(f=17mmF4) 露出3分 7枚コンポジット 
 ISO1600 Cooled60D(冷却オフ) LPS-P2FIL TOAST Pro ステライメージ7 他
(クローズアップ画像)


==========================================
撮影場所は人気の無い駐車場のどん詰まりで、私の車一台だけだったのですが、
近づいて来る怪しげな車が、それも2回も。
この話は残りの画像処理が終わった時にでも


雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←ポチッとおねがいします。
にほんブログ村

==========================================
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンパクト赤道儀による、さそり座(高気圧通過イベント第4種目)

2013年05月23日 | 天体写真(流星群・星野写真)
17日夜は、移動性高気圧が真上を通過する絶好の撮影日和でした。
球状星団M5を拡大撮影した後は、
南中したばかりのさそり座のアンタレス付近を、
サンニッパ(CanonNFD300mmF2.8)レンズで狙う事にしました。
時刻はすでに1時を回り、薄明まで2時間足らず。
この夜は透明度も良く、"もったいない"という気持ちから、
これまで出番の少なかったポータブル赤道儀のTOAST Proで、
自宅からのさそり座を同時に撮影する事にしました。
去年2月に購入したTOAST Pro
(退職の記念にと購入したものですが、優秀な機材なのに出番があまりありませんでした。)
これまで自宅から星野写真をほとんど撮っていない理由は、
田舎とは言え、住宅団地で敷地内南側に防犯灯があり、地上を含めた撮影は無理があります。
右の写真は、カメラに直接防犯灯の光が入り込まないよう、その都度取り付けている『防犯灯覆い竿』。
下の画像はこの夜の1分露光の画像ですが、隣家がもろに防犯灯に照らされています。
(肉眼では、防犯灯による明るさから天の川は確認できませんでした。)

自宅から見るさそり座 撮影DATA: 2013/05/18 01時36分~ TAMRON マクロズーム 17-50mmF2.8 (f=17mmm F4)
露出3分×5枚(σ1除外コンポジット) ISO1600 LPS-P2FIL KissDX(SEO-SP2) TOAST Pro ステライメージ7 他

透明度は良かったのですが、さそり座狙いだったため、
明るい天の川銀河の中心部が、まだ柿の木の枝にかかっていました。
更に南方向には高速道路のICの照明があり、空が明るいです。

去年の6月26日に同じ場所から撮ったものが下の画像です。(使用レンズは同じ。 f=24mm F4.5)

「自宅からでもこの程度の画像が撮れるって、なんて恵まれてるんだ!
という声が聞こえてきそうですが、
光害対策には苦労しています。

今年の夏は地上風景を含めた星野写真にも挑戦したいと思います。
それには、まず撮影場所探しから・・・。

次回は イベント第5種目 「サンニッパレンズによる南天の星雲」 の予定です。


==============================================================
なんと、今夜も晴れて太びた月が見えていましたので、
シィーングが良ければ月と土星でも撮ろうかと思ったのですが、
家内から、「あんた、また目の下にクマができてるわよ!」 といわれ、
止める事にしました。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ← ポチッとお願いします。
にほんブログ村
========================================================




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ