雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

たまたま撮れた 3億光年彼方のバラ銀河

2024年12月14日 | 天体写真(系外銀河)
11月三夜目の25日夜は日が替わった01時ころから雲が出るという雲予報でした。
前回記事に掲載したアンドロメダ銀河伴銀河M110のモザイク撮影を終えたのが
すでに日が替わる20分前となっていたため、
ピント合わせも省略して 作成済の導入Mapの中からペルセウス座銀河団の撮影を開始。
12枚撮影した時点で、撮影画像が導入Mapの写野と大きくずれている事に気づき撮影を中止。

導入Mapの中心座標が間違っているのではと考えたのですが、作り直している時間がおしくて
ステラショット3の星図から代わりの対象を探したところ・・
すぐ近くにばら銀河を見つけました。

バラ銀河といえば、手持ちのHST(ハッブル宇宙望遠鏡)写真集の中でも
2つの銀河がバラの花とその茎(くき)を形どった姿が記憶に残る写真。
ただ自分で撮れるとは考えたことがなく、導入Mapも作っていません。
冗談半分でステラショットに表示された”ばら銀河”をクリックしたところ、導入できたのでそのまま撮影。
1セット30秒露光32枚を4セット撮影して、画像処理した画像です。 ↓

バラ 銀河 Arp 273(アンドロメダ座)
( 元画像の50%縮小画像 ほぼノートリミング )
( 画像の上が 北の方向になります )
撮影DATA : 2024/11/26 00:00’~01:16’ Celestron C11+Red(F6.3)(合成fl=1,764㎜)
露出30秒 × 122枚 (総露光61分) Gain400 Offset 8 UV・IRカットフィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M(*ノータッチガイド) ステラショット3(導入・撮影) ステライメージ9(画像変換・トーンカーブ)
*ダーク減算処理のみ実施しています
初めての撮影ですが、バラの形がわかることに驚きました。(さすが大口径28㎝)
しかし見かけが小さい事にはかわりないので、縮小なしで切り出してみました ↓
左側にある明るい方の星は8等級です

ちなみにHST画像ではこうなります ↓
わたしはHSTの画像は見慣れているので、驚きません

なんでこんな形になったか は、 こちらのをご覧ください。 ⇒ HUBBLESITE (自動翻訳必要?)

2セット目撮影中に撮った「只今撮影中」ショットです。↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 11月26日 00時24分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

この画像をいくら拡大しても”バラ”の姿は見えてきません。 ←(念のため)


尚 あとで検証したところ ペルセウス座銀河団の導入Mapに誤りはなく、ステラショットの導入座標の設定誤りだったようです。
* 赤緯δ の設定値を+41° 41’ 50” に誤設定したため、写野中心が11’ほど北にずれました
( 小さい文字の見間違いが最近多くなりました )


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ご近所の家庭菜園は夏野菜が終わると 大根・白菜などに植え変えるのですが、
我が家の「かたてま野菜」は11月の里芋掘りを持って店じまいとなります。

ただピーマンだけは抜かずに、雪が少ない間は目立つ赤色を楽しんでいます
今年はまだ初雪はないのですが、雪景色は時間の問題でしょう


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