雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

” 火星最接近 !”、撮る気は無かったのですが・・

2014年04月15日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
花見シーズンに合わせたかの様に晴天が続きました。
(内心、どうせなら新月期に晴れてくれればいいものをと思いながら)
14日は火星最接近、どうせ小さくて丸いだけの火星なんて撮ってもしょうがない
と思っていたのですが・・
たまたまご近所の人から、「今日は火星が近づいてるんだよね」とのお言葉が。
ニュースにでも出たのでしょうか? 一般の人ですら話題になっているとなると・・
ここはやっぱり撮るしかないという事になりました。
望遠レンズ(f=200mm)で撮影。(月は露出を変えた画像を使用)
すぐ近くには満月前の月がこうこうと輝いています。

火星は南中するまでに時間があったので、先に西に傾いた木星をビデオ撮影。
ビデオモニターで見たところ、木星面の端の方に黒い点がときどき見えます。
あとでステラナビで確認したところ、衛星ガニメデの影のようです。
衛星の影を見たのは初めて、これは期待できるかもと思ったのですが・・
以下2分前後の動画をRegiStax6で処理した画像です。
21時32分頃 1分34秒の動画より処理

21時41分頃 2分36秒の動画より処理

22時14分頃 1分52秒の動画より処理
共通DATA:2014年04月14日 R200SS+NLV9mm接眼鏡+SONYビデオカメラHDR-CX170 タカハシEM-200USD赤道儀
最後の画像だけ時間をおいたので、衛星の影が本体から外れようとしています。

このあと火星をビデオ撮りしたのですが、
こちらもビデオモニターでも小さな火星面にモヤモヤと模様が確認できます。
この時の火星をステラナビで確認すると・・
ビデオ画像を処理した火星は・・
22時33分頃 5分25秒の動画より処理 ( 画像を180度回転 )
赤くてまるいだけじゃない!
ステラナビではどこが写っているかわからなかったので、
HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の画像を探してみました。
中央はエリシウム領域の火山とあります。となると白いのは、山にかかる雲でしょうか?

期待以上の成果でした。
今回はRegistax6のWavelet処理が有効でした。
スタックが終わった段階の画像

Wavelet処理まで終わった画像
22時30分頃 2分19秒の動画より処理

22時43分頃 3分53秒の動画より処理

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今回は一体なにが良かったのでしょう?
(たぶん、シイーング)
木星と違い、火星は地形が見えるところがいいですね。
いつも大きく見えてれば、火星の気象観測もできそうです。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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