雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

カタリナ彗星、金星 見えなきゃ無理だろう?

2015年12月09日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
情けないタイトルですが、昨夜(8日)GPV予報 に振り回されました。
実は6日の夜もGPV予報で朝方にならないと雲が切れないという事から、
2階に機材を運び上げていました。
朝方見られるカタリナ彗星C/2013 US10)を2階のベランダで撮るためだったのですが、
この時は途中からGPV予報が変わり、撮影は断念しました。

そして昨日の午後のGPV予報は、夜半には雲が薄くなると言うものだったので
機材を全て1階に下ろして夜に備えました。
しかしその後の予報で晴れる時間がだんだん遅くなり、ついには朝方にならないと晴れないという予報に。
仕方なく、また重い機材を再び2階に運び上げました。

ところが予報に反して夜11時前に雲が切れて星が輝きだしました。
もう一度機材を下ろす気力は無く、フニャフニャベランダに設営するしかありませんでした。

ベランダと言っても、瓦屋根に載っけたアルミ製で、通称 「フニャフニャベランダ」と呼んでいます。
ベランダに上がる度にサッシの天井に頭をぶっつけて、傷を作っていたのですが、
今回からは設置が済めば、室内から2台のPCで遠隔操作できるようになりました。
問題は北極星が見えないため、極軸設定の精度が低くガイドエラーが発生すること。

設営が終わって23時過ぎにはクリスマスツリー星団と、
日が替わってからは魔女の横顔星雲を撮影していたのですが、
途中から雲が出て来て撮影ができなくなりました。
(撮った画像については別途ブログ掲載します。)

更に そのまま朝まで雲が切れる事は無く、5時近くになっても金星もまともに見えない空。
彗星の水先案内人の金星がこのありさま
自動導入になったので 彗星を入れる事は簡単なのですが、写るのは厚い雲ばかり。
彗星の写っていた画像だけ残しました
数十枚撮った中からましな画像10枚を重ねてみました。
カタリナ彗星 ( C/2013 US10 )
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
( 上 が北の方向 )  彗星核を基準に重ね合わせ
撮影DATA: 2015/12/ 9am 05:12’~ canon NFD400mmF2.8手製絞り F3.2相当 * 前面保護ガラス取り外し) 露出 分×10枚
 ISO 2500 Cooled 60D (気温2.5℃ 冷却 オフ) タカハシ EM-200 Temma2M ノータッチガイド ステライメージ7
こんなはずではなかったのですが、こんな空では写っただけで良しとしましょう。

ありそうな話ですが、金星と細い月がはっきり見えたのは空が明るくなってからでした。
点線の円は、この朝5時半ころの彗星の位置になります。

早い時間に撮ったものも、極軸設定精度や雲によるガイドエラーで期待できません。
唯一の成果と言えば・・
県内に霜注意報が出る中 ベランダの床はビッショリだったのですが、レンズ表面は乾いたまま。
乾燥空気を送り続けた効果は今回もバッチリでした。

================================================
このところ、昼間は晴れるが 夜には雲という天気が続いています。
一般の方にとってはその方がありがたいのでしょうね。
やはり暖冬のようで、まだ雪の降る気配がありません。
それはわたしにとってもありがたい事です。
除雪車の出番は何時?

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ