雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

今年9月は異常だった!(全国夜間晴天日数調査)

2016年10月02日 | 天体写真よろず話
先月9月に撮影できたのは、一夜だけでした。
雪国越後につき 冬場に一ヶ月まったく撮影できないこともあるのですが、
この時期にというのはかなり異常です。
ブログ仲間の記事を見ると全国的に天候不良だったようです。
そこで過去50年間の天気がわかるという を使って
先月の夜間晴天日数(推定)と過去の年との比較を行ってみました。
(注).「goo天気」では夜間の天気の記録はありません。
どうやって夜間の天気を推測しているかは 以前の記事 を参照ねがいます。

2005年からの12年間分の夜間晴天日(推定値)のデータになりますが、
昨年までの9月の平均値と比べると今年が著しく晴天日が少ない事がわかります。
グラフにしてみると
これまで地域ごとに大きなバラつきがあったものが、今年は全国共通で低下している事がわかります。
連続してやってきた台風と、日本列島に沿うように停滞した秋雨前線のせいでしょうか。

ついでに昨年までの月別の夜間平均晴天日数(推定値)も調べてみました。
* 新潟富山長野 は 2001年からの平均です

当然 地域ごとに大きな差があるのですが、それはグラフにするとよくわかります。
ピックアップした都市の中でもっとも夜間晴天日の少ない秋田
もっとも多い宮崎との差は約2.5倍にもなります。

今回は「夜間晴天日数」 に”(推定)”という字句を付与しました。
これは夜間の天候を午後3時と翌朝9時の天気から推測している事もあるのですが、
天気の分類上では「晴天」が9割以下の雲量及び全天薄雲も含むという
かなりゆるやかなもので、
「晴天」であっても「天体写真」が撮れるとは限らないのです。

私は退職後は自宅撮影なので 天候さえ許せばいつでも撮影できます。
そこで今回の毎年9月の「夜間晴天日数」と、退職後に実際に撮影できた日数とを比較してみました。
実は満月期は空が明るいので晴れてても撮影しない事が多いのですが、
9月は「中秋の名月」で昨年までの3年連続で満月も撮っています。
普段は満月期は撮らないことを考えると、実際に撮影できるのは
「夜間晴天日」の1/2程度でしょうか。

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貴重な晴れ間に庭の木の枝の伐採を行いました。
先に桜の木を終えた後、1日おいて柿の木も。
木に登って枝を切り落とすことより、後片付けが大変です。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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