雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

宇宙撮るのに、北も南もあるもんか?(その1)

2016年10月17日 | 天体写真よろず話
この満月前後に2夜ほど晴れたようです。 ほんとに もったいない!
そんな訳で新しい撮影画像もありませんので、ここのところちょっと気になりだした問題を。

下の画像は9月に一日だけ晴れた3日夜に撮った
はくちょう座の北アメリカ星雲からペリカン星雲の3枚モザイク画像(ノートリミング)です。
掲載記事は ➡ こちら

ビクセンR200SSで 中間部・北アメリカ星雲・ペリカン星雲の順番に撮影しているのですが、
見事に段違いになってしまいました。
上が北の方角ですので、一見すると南北方向にズレているかのようですが・・

実際に撮影した画像の範囲を調べてみると
カメラをタテ構図で南北に合わせたつもりが 少し回転していました。

ここで今回の記事タイトルについてなのですが
宇宙の星雲や はるか彼方の銀河を写すとき、地球上の南北の方角を意識する必要があるのか?
遠い未来 宇宙空間に身を置いた時、
地球上から見た位置の赤緯(南北)や赤経(東西)は意味をなさないはず
ですが・・
わたしの場合
必要に迫られて北の方角を意識した構図で撮影してきました。
その理由は 星図をたよりに撮影対象を導入してきたため
導入用に作成した 『ガイド星図22時
赤道儀の目盛り環を使って導入してきたのですが、周囲の星との位置関係が手掛かりでした。

ところが去年 赤道儀を更改したことから 自動導入が可能になりました。
現在使用している 『導入用Map
ステラナビゲータ を使えばもう南北方向を意識しなくても
撮影対象を自動で導入することができます。

それでも、前例のモザイク撮影や過去に撮影した画像との重ね合わせ(コンポジット)を考えて
できるだけ北の方角を意識した構図にしてきました。
ところが、最近実際に撮った画像を見ると

( 各画像クリックで実際の撮影画像を表示 )
 下は去年撮った画像、上は今年8月末に撮った画像
↑ 同じ撮影機材を使えば2年越しのモザイク撮影も可能なのですが・・

↑ これはモザイク撮影ではないのですが、去年の画像と重ねてみたら
光学的に画像歪みがあるのか、部分的にわずかなズレが発生しました。
↑ 上の画像と同じ夜に撮影したもので、傾きも同じになっています。

このカメラの向きにズレが生じる現象はニュートン方式のR200SS反射鏡筒で起きやすいようです。
先日 画像処理をしている時にふと思いついたのですが、
明るい星に発生する十字の光条を使ってカメラの向きを合わせられるのでは?

その方法とは
長くなったので 次回(その2) につづきます。

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数日前、画像処理用のデスクトップPCが立ち上がらなくなりました。
3年前にも なんの予兆も無く突然同じメッセージが出てメーカー修理に出したところ、
ハードディスク交換で多くの画像データが失われました。
それ以降、ハードディスクの壊れるようなPCは信用できず
できるだけ外部のHDに保存するようにしてきたのですが、
また3年でこわれたようです。
もう国内産しか信用できないということで・・

雲上くもがみ
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コメント (4)
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