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雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

やっぱ 難物? 『アンドロメダ大星雲』

2018年10月07日 | 画像処理のはなし
もう何日間 撮影できていないんでしょう?
しぶとくねばって撮った前回から数えて今夜で18夜目になりました。
身体がまともに動くうちに あと何夜撮影できるのか不安になります。

天体写真は現在唯一の趣味のため ほかにやることも無く退屈していたところ、
今年も11月3日から 「上越清里 星のふるさと館」 で
星の文化祭 が開催されるとのお知らせが。

昨年はA3の自前プリントを貼り合わせてA2パネルにしたものがメインでした
作品募集が今月10日からなので、そろそろ展示写真の準備を始めなければ ・・
今年はフルサイズカメラで最近撮ったものの中から3,4枚選んで、
A2サイズでプリントはネット注文の予定です。

プリントはお任せといっても送料込みで1枚2,000円近くするので、
画像処理は納得がいくまで時間をかけたいところです。
結局 展示作品の第一候補は今年も「アンドロメ大銀河」になりました。
5年前の記事 「 難物『アンドロメダ大星雲』をどう撮るか 」 では
意外にメリハリの無いこの銀河の撮影のむずかしさを書いていたのですが、
最近は画像処理のむずかしさを感じています。

今回はプリント発注の元画像とすべく再度画像処理をやり直しました。
再処理に当たっては新たに作成したフラット画像を使い、
これまでの処理方法も一部見直してみました。

今回 見直し及び検証を行ったステライメージの処理行程 は
「 レベル調整 」 です。

露光時間6分の撮影画像です。↓
canon D.P.P ホワイトバランス auto で表示
のレベルが高いのは LPS-D2フィルターの特性が原因と思います。

以下は ステライメージ7 での処理 
ベイヤー・RGB変換・・ホワイトバランスは 「自動」

RGBに変換した画像をコンポジット(重ね合わせ)します。

レベル調整
ベイヤー・RGB変換時のホワイトバランス「自動」により、
のヒストグラムの山の中央が揃えられています。
問題はピークの幅が で異なっていること。
初めてステライメージを買ったとき、ガイドブックに
「 ヒストグラムの山は背景部分なので の山の幅を の幅に合わせるように 」
と書いてありました。
これまでずーと そうしてきたのですが
前回記事のハート星雲の様に背景自体が赤みがかっていることだってあるじゃないか、
つまり背景をグレーにすればいいっていうもんじゃない、ということで
ためしに、山の幅は揃えずに 暗いほうの裾野だけ合わせて処理してみました。↓
( 注.RGB のレベル表示幅は変更しています )

下の画像はプリントアウトまで行ったものを、写真集『 FOR OUT 』と比較してみました。
左側がA4にプリントしたわたしの再処理画像
結構 近い色合いになったような気が・・
プリント元画像(25%縮小)は → こちら
ただいろいろやっても若い星の多い外周部を青くできません。
そこでこの画像は背景部分が多いということで、従来の山の幅を揃えるやり方で・・↓

プリントアウトしたものを 写真集『 FOR OUT 』と再度比較
プリント元画像(25%縮小)は → こちら
天文誌でよく見る色合いにはなったようですが
果たしてこれが本当の色かどうかは・・?

いまだ全体に赤みがかった星雲画像のホワイトバランスをどうとるかは
方法も含めて模索中です。

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夜 台風25号が日本海を通過しました。
GPV予報では1時ころまで雲が薄そうだったので
夕方6時前には設営完了したのですが、7時過ぎたころには撤収を完了しました。
風が吹き始めるのが予定より5時間ほど早かった。

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コメント (4)
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