雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

一晩中 雲につきまとわれて 悲惨な6タイトル(前半)

2018年10月18日 | 天体写真よろず話
成果”0”で10月の新月期が終わろうとしていた15日夜、
GPV予報 では一晩中雲まみれの予報なのに、
NHKローカルの予報では一晩中 星マークになっていました。
もともとこの予報は星が一個でも見えれば星マークというお気楽なものですが、
今回は迷った末、午後8時を過ぎてから設営。

結果はGPV予報通りだったのですが、
しつこくまとわりつく雲の薄いところを探して探して、徹夜になりました。

22h14m いまだ北極星が顔を出してくれません
このあと、北極付近の雲が薄くなったところでやっと極軸設定ができました。

最初に狙ったのは・・というより、撮れそうだったのは白鳥の尻尾あたり。
22h58m~ 30秒x6枚コンポジット はくちょう座デネブに雲がせまる
北アメリカ星雲とペリカン星雲から撮り始めたのですが、
雲がだんだん高くなってきたので1分露光3枚で中止。
約1か月ぶりの撮影だったため、ポカがありました。
ステラショットの導入補正はJPEGで行っているのですが、
RAWモードに変更するのを忘れてしまいました。
JPEG画像で、わずか1分露光3枚の画像処理結果です。↓
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/10/15 22:49’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm))
露出 分 × JPEG画像  ISO 3200 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
JPEG画像のため、ダーク処理もフラット処理もできませんでした
いろいろやったのですが ホワイトバランスをとると これが精いっぱい。

雲からの逃避行で選んだ2タイトル目は、同じはくちょう座の「まゆ星雲」でした。
23h24m いつのまにか高い方にも雲がわいてきて
やがて
00h33m もう、どこがどこやら
それでも、何度も中断を繰り返し使えそうな画像で処理してみました。↓
( 北 は 上方向 になります 撮影中に飛行機が通過しています)
撮影DATA : 2018/10/15 22:57’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm))
露出 分 × 枚+分 ×  ISO 3200 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
1分露光から撮り始め、途中でJPEGモードに気づきRAWで撮り直しています
総露光時間は31分ですが、雲による中断を繰り返し 撮影完了まで約2時間かかっています。

3タイトル目はもう運まかせで、カシオペア座ɤ星(ツィー)付近にある
IC59 ・ IC63 にしました。
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/10/15 22:57’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm))
露出 分 × 枚+分 ×  他 のDATAは 「まゆ星雲」と同じので省略
短時間の1分露光はなんとかなったのですが、やはり6分露光が雲に邪魔されます。
結局、6分露光のうち3枚は次の4タイトル目を撮ってから再度撮影。
ステラショットの導入補正機能のおかげで
こんな事が効率的にできるようになりました。

このあと、もう3タイトル撮っているのですが
途中で撤収して 再び撮影を開始したりと、長い夜になっています。
記事も長くなりましたので、続きは 次回 ということで

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今回は結果が期待できない画像処理でしたが、
それでも何も撮れずにいるよりはましです。
我が家ではいま秋の花が咲いています
いつもは夏のうちに葉が焼けてしまうのですが、ことしはなぜか大丈夫だった リンドウ
玄関前の鉢植えの シュウメイギク は気品があってお気に入りです

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コメント (4)
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