雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

22日後の追加露光でM78星雲 シュワーッチ!!

2020年11月14日 | 天体写真(星雲・星団)
先月20日の夜にさんかく座のM33銀河を一期一会の意気込みで撮ったあと 、
薄明が始まるまでの残った時間で撮ったオリオン座M78星雲
こちらは総露光時間が2時間まで無かったので、後日追加露光する予定でした。
ところが上弦の月になってもずっと晴れずに満月期に入ってしまいました。

やっと追加露光できたのは11月の新月期になってからでした。
22日後の11月12日夜に撮った2時間露光分を加えて処理した画像です。

M78 星雲 (オリオン座)  
M78(NGC 2068):距離 1,600光年 視等級 8.3等級  視直径 8’×6’ 散光星雲(反射星雲) 星形成領域 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( 2夜の回転ずれ分だけトリミング 右方向が 北 になります )
撮影DATA : 2020/10/ 21am 03:09’~  + 11/ 12am 01:45’~ Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 (2夜合せて)10分 × 20枚 + 分 × 10枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2

トリミングで星雲部分をクローズアップした画像です。 ↓
( 上が北になるよう撮影時の縦構図で表示 )
( 中央の明るく大きいほうが M78 になります )

別の日に撮った画像を加えて処理する場合に問題になるのが 画像のズレ。
今回の画像ではステラショットのおかげでズレは許容範囲に。
( 2夜の画像を重ねたトリミング前の画像 ) ↑
ステラショットの「座標指定」導入で画像中心は合わせられるのですが、
回転ズレについては、「導入補正」後に表示される赤道座標に対するズレ角の数値が”0”に近づけるよう
自分でカメラの取り付け角を補正するしかありません。

ウルトラマンの故郷とよばるこの星雲を撮ったのは、なんと5年ぶり。
前回は ヨンニッパ レンズで撮影していました。 ↓

5年前の前回とはカメラも違っていますが、総露光時間は約4倍。( ISO感度を考慮すると なんと約30倍

私の庭撮りで現行の撮影機材による 一期一会 画像 に認定しました。

撮影中に撮った おりおんショットです。 ↓
( 画像クリックで星座名ほかを表示します )
2夜とも おりおんショット は撮っているのですが、3時過ぎに撮った10月の画像の方が空が暗かったのでそちらを掲載

私にもウルトラマンはおなじみですが、M78星雲が故郷だったというのは あまり記憶が・・
だからというわけではないのですが、こんなおまけ画像を。↓
11月12日 4時過ぎの10分露光画像一枚に写っていた謎の光点です。
どこが謎かというと・・
➀ 人口衛星やUFO(?)なら 点 ではなく 線状 になるはず
➁ 点滅する飛行機の航空灯なら他に赤や緑の翼端灯も写っていいのでは
拡大してみると団子状につながった2つの光点になっています。

これが ウルトラマンの巡回中 ならやはり線状に写るだろうし・・


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追加露光ができた11日の予報は深夜1時ころになると晴れるというもの。
予報を信じて設営して待ちました。(結果は予報通り)
その翌日はなんと一晩中晴れ。
そして一日おいて今夜14日も一晩中晴れの予報。
ぼやいてみるもんです。

まだまだ元気に咲いてるリンドウを撮ってたら ミツバチさんもやってきました ↑
( クリックで拡大して探してみてください )

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コメント (2)
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