雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

M51子持ち銀河を大人の処理で(フルサイズで長焦点)

2019年03月14日 | 天体写真(系外銀河)
8日夜半過ぎに雲が切れて、2タイトル撮影することができました。
前回記事でお見せした しし座のトリオ銀河 を早めに切り上げて、
薄明が始まるまで撮ったこの夜のメインタイトルはりょうけん座の子持ち銀河です。

M51 子持ち銀河  ( りょうけん座 )
( 画像クリックで元画像の30%表示 )
( 上 が 北方向 になります )
撮影DATA : 2019/ 3/ 9am 02:36’~  Vixen VC200L(f=1,800mm)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
レデューサーなしのVC200L(f=1,800mm)でも、フルサイズカメラだとやはり小さいです。

銀河中心部を等倍でトリミング(1024×1024画素)した画像です。↓
( 画像クリックで元画像と等倍で表示します )
画像内のマーキングは今年1月に発見され、当初超新星に思われた AT2019abn
その後 青色超巨星が爆発的に増光した高光度青色変光星と確認されました

記事タイトルの ”大人の画像処理 ですが、上の画像を一見すると
キリッとしない眠たい画像になっています。
3年前の画像と比較してみると (3年前に処理した画像です)
( 画像クリックで元画像と等倍で表示します )
撮影DATA(抜粋): 2016/04/16am VC200L+Red(f=1,278mm) 15分×8枚+10分×4枚 
ISO 2500 LPS-P2フィルター PHD2ガイディング Cooled 60D
3年前の記事は → こちら
( 撮影時の焦点距離も違い、APS-Cとフルサイズカメラの違いもありながら
切り出し範囲がほぼ同じのは、各カメラ1画素のサイズが異なるため )

どちらも画像中央部(1024×1024画素)を縮小なしで切り出したものですが、
3年前の画像の方がメリハリがあるように見えます。

ブログに掲載する縮小画像では派手目の画像処理の方が見栄えがしますが、
ここにきて画像処理を行っている ステライメージ7 の処理の見直しを行っています。
そのコンセプトは 「 誇張を抑え、よりナチュラルに 」 です。

具体的に処理をどう変えたかについては、機会があれば としますが、
誇張を抑える については
● 「マルチバンドシャープ」 のパラメータの見直し
〇 最終段階での「彩度」Upを控えめにcanon D.P.P
よりナチュラルに ついては
● 「レベル調整」 の範囲(幅)を広げ、幅広い諧調を再現(2000 →3 000)
● 「トーンカーブ調整」で星の色を飽和させない
〇 撮影時に星の色を飽和させないため、短時間露光の画像も撮影
などの見直しを行なっています。

撮影時の空の透明度は 3+/(5段階評価) といったところ。
( 画像クリックで星座名入りで表示します )
2019/03/09 3:05’~ TamronZoom(f17mm F2.8) 30秒×6枚 kissDX(SEO-SP2)

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フキノトウも最盛期をすぎ、
植木の冬囲いも外し、冬タイヤの交換も終えたのに
また白くなりました。
昨夜から今朝にかけて降ったようです

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