雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

まが玉星雲 & ドクロ星雲(久しぶりにR200SS鏡筒で)

2022年11月10日 | 天体写真(星雲・星団)
久しぶりに短焦点反射鏡筒R200SSの出番となった先月20日夜の最後のタイトルになります。
( 正確には日が替わった21日早朝に撮った4タイトル目になります )

まが玉星雲 & ドクロ星雲  (ぎょしゃ座)  
( 元画像の30% 縮小画像 )
右側がまが玉星雲(IC405) 左下がドクロ星雲(IC410)( 上が北の方角  )
撮影DATA : 2022/ 10/21 2:41’~  Vixen R200SSmm(+ コレクターPH 合成 fl= 760mm F3.8)
露出 分 × 20枚 + 分 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

まが玉の穴にあたる位置に輝いている星はぎょしゃ座AEで、付近のガスを輝かせています。
250万年前にオリオン座三ツ星付近にあったものが2つの連星系の衝突ではじき出され
秒速1000kmの高速で通過中と言われています。

まが玉星雲の頭部を縮小なしで切り出してみました。 ↓
中央の明るい星が ぎょしゃ座AE

恒例になった『只今撮影中』ショットになります。 ↓
( 四角枠は今回のR200SSでの撮影範囲です )
10月21日03時34分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

先月はこのあと26日にも晴れてくれたので、次回以降はその時に撮った画像をお見せします。


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先日の8日夜の皆既月食は皆既中に天王星の掩蔽も起こる事で話題に。
全国的には晴れたところが多かったようですが、
私の住む新潟県の上越地方は雨の予報でした。
それでも15時ころには日も差したので
もしかしたら予報が外れて ・・ と思って機材を2階に運び上げました。
ただ2階のベランダへの設営は躊躇(ちゅうちょ)していたところ
月食開始前に雨が降ってきました。(設営しなくて良かった)
その後雨はやみましたが ぶ厚い雲で月は見えず。
初めて月食をライブ中継でずっと見ていました。


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少し”傾けた”ハート星雲(久しぶりにR200SS鏡筒で)

2022年11月08日 | 天体写真(星雲・星団)
久しぶりに短焦点反射鏡筒R200SSの出番となった
先月20日深夜(正確には日が替わった21日)に撮った3タイトル目になります。

IC1805 ハート星雲  (カシオペア座)  
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上が北の方角  )
撮影DATA : 2022/ 10/21 0:19’~  Vixen R200SSmm(+ コレクターPH 合成 fl= 760mm F3.8)
露出 分 × 20枚 + 分 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

9月末にヨンニッパレンズでも撮影しているのですが、
その時は お隣のIC1848 胎児星雲も一緒に入れて写すことができました。
ところが、短焦点反射と呼ばれるR200SSでは
ヨンニッパの1/4の写野範囲になった事により、
ハート星雲の中心部を撮るにはカメラを少し ”傾ける” 必要がありました。

今回の撮影時に使用した自作の導入マップです。 ↓
縦構図で星雲の主要部分が途切れないよう カメラを少し時計方向に傾けています
通常の撮影では赤経・赤緯の回転ずれは1°以内に収めるようにしています。
( 後日 追加露光した際に画像のズレを小さくするため )

定番の『只今撮影中』ショットになります。 ↓
( 四角枠は今回のR200SSでの撮影範囲です )
10月21日01時23分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

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先週末から千葉の孫娘たちがきているのですが、
7日の夕食前に「家の内の壁に蝶々がとまってるよ!」とひと騒ぎ。
わたしはではなくだと思ったのですが、
捕まえて虫かごに入れて観察したら
私が見た事の無いきれいな蝶でした。
翌朝 逃がしてやる前に撮ったものです
翅を閉じていると蛾に見えるのですが、図鑑で調べたらルリタテハだとわかりました。
この蝶は花の蜜よりも、主に樹液を吸うとのこと。
(どうりで翅をとじると樹皮に見える訳)
成虫で越冬するそうなので、翌朝暖かくなってから逃がしてあげました。

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アンドロメダ大銀河(久しぶりにR200SS鏡筒で)

2022年11月05日 | 天体写真(系外銀河)
久しぶりに短焦点反射鏡筒R200SSの出番となった先月20日夜の2タイトル目は。

アンドロメダ大銀河  (アンドロメダ座)  
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上が北の方角  )
撮影DATA : 2022/ 10/20 22:09’~  Vixen R200SSmm(+ コレクターPH 合成 fl= 760mm F3.8)
露出 分 × 18枚 + 分 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

おなじみのお隣の銀河をR200SSフルサイズカメラで撮ったのは3年ぶりになります。
日が替わる前でしたが、灯火も少し暗くなってきたので6分まで露光を延ばして撮影。
ガイドも安定し全ての撮影画像が使えました。

これまででもベストの写りとなったので、南側を縮小なしで切り出してみました。 ↓
( 画像クリックで縮小なしの等倍画像を表示 )
画面下部で星像が歪んでいるのは ガイドエラーではなく 、光軸修正が不完全(?)なための 残存収差だと思います

APS-Cサイズのカメラなら 画像周辺の星像の乱れはもっと目立たなくなるはず。

定番の『只今撮影中』ショットになります。 ↓
( 四角枠は今回のR200SSでの撮影範囲です )
10月20日23時22分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

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今回のブログ記事の画像は先月20日夜に撮影したものですが、
その後26日夜にも撮れたので画像ストックは余裕あり。
気になるのは近づいてきた8日夜の皆既月食の天気ですが
雲予報では全国的にほぼ晴れで、新潟県だけそれもわが上越周辺は雨の予報。

これからの季節 雪国越後では星を見るのがむずかしくなります


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網状星雲 西側(久しぶりに反射鏡筒R200SSで)

2022年11月01日 | 天体写真(星雲・星団)
9月に入って2か月ぶりにやっと星の撮影ができました。
久しぶりだったので とりあえずお手軽な(?) サンニッパヨンニッパレンズから始めたのですが、
9月だけで3夜も撮影できたので 望遠レンズに適した撮影対象が無くなってきました。
そこで10月の新月期での撮影には反射鏡筒のR200SSを使う事にしました。

実は 短焦点(+コレクターPH 合成fl=760mm)で明るいR200SS反射鏡筒は
フルサイズカメラを買ってから めっきり出番が減っていました。
撮影ノートを調べてみたら、2年前(2020)の2月に使った後は
昨年の7月に一夜使っただけ。
フルサイズカメラで写野が広くなったため、星雲や系外銀河の撮影はより拡大できる
VC200L(+レデューサーHD 合成fl=1,386mm)での撮影がほとんどとなりました。

2020年2月に設営したときのR200SS鏡筒

久しぶりの出番となったのは ほぼ新月の10月20日の夜で朝まで持ちそうな雲予報。
灯火が暗くなるのを待ちきれずに最初に撮ったのは ・・・

NGC 6960 網状星雲 西側 (はくちょう座)  
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上が北の方角  )
撮影DATA : 2022/ 10/20 20:25’~  Vixen R200SSmm(+ コレクターPH 合成 fl= 760mm F3.8)
露出 分 × 20枚 + 分 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

写野の広いフルサイズカメラによる撮影ですので、もう少し拡大撮影したくなりますが
サンニッパヨンニッパ による画像に比べれば格段に細部の解像度が上がっています。
同じ範囲を切り取って比較してみました。 ↓
拡大率が上がる事により星雲細部の描画画素数が増加
さらに口径が大きくなることにより光学的な分解能も向上しています。

『只今撮影中』ショットになります。 ↓
( 四角枠は今回のR200SSでの撮影範囲です )
10月20日21時11分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

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撮影はステラショット2のリモート撮影で趣味部屋から。
それでも『只今撮影中』ショットだけは屋外に出て撮影しています。
夜間の気温が下がってきたのでリモート撮影のありがたさを痛感。

裏庭のリンドウ 夏の強い日差しに葉が焼かれても頑張って咲いています


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