栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

ディックスクロキが民事再生法の適用を申請

2008-11-14 19:18:34 | 視点
 福岡市の不動産会社、ディックスクロキが本日、福岡地裁に民事再生補の適用を申請し、受理された。負債は181億円。

 同社の動向に関しては今夏以降いろいろ噂されていたが、それを実証する形になった。

 同社はジャスダック上場会社だが、上場した頃から「?」と感じていた。

特に不動産ファンドに手を出した頃から。

一時期、不動産ファンドが持てはやされたが、不動産不況の影響をまともに受けているところも、不動産ファンドに手を出しているところが多い。

 同社が8月に発表した「業績及び配当予想の修正 並びに棚卸資産の評価損、役員退職慰労金引当金の戻入及び繰延税金資産の取崩について」を見ても、早晩今回のようになることは予想できた。

 そこにもってきてサブプライムローンの影響で世界金融市場の急速な悪化が引導を引き渡した格好だ。