人は見ているものを信じる傾向がある。
逆に言えば見えていないものは信じないということだが、「チャンスロス」もその一つといえるだろう。
「チャンスロス」とはチャンスを逃すことで、せっかく売れる機会があったのに、それを逃すという意味でよく使われる。
「チャンス」は商品などの目に見えるものではないので、それを無くしても気付かないことが多い。しかも、ただ単に商品が売れなかっただけにとどまらず、その背後に控える顧客そのものを失うことだが、そのことに気付かない人が多い。
例えば柳川(福岡県)で食事をしたときのことである。
店内は空いていたから、さほど待たなくても注文の品が出てくるはずと思っていた。
注文をした時、ちょっと嫌な予感がしたが・・・。
それというのも、注文を受けた女性が注文票を持ったまま空いたテーブルの片付けを始めたからだ。他に客が待っているわけでも、店内が混んでいるわけでもないのに。
これは明らかに作業手順を間違っている。
これでは料理が出てくる時間が遅れるのは当たり前だ。
なぜ、この女性はこんな行動を取ったのか。
恐らく店内を何度も行き来するより、注文を受けたついでにその辺りのテーブルを片付けた方が効率がいい、と考えたのだろう。
たしかにそうかもしれない。
しかし、それは自分の論理、自分の立場である。
客の立場に立った考えではない。
客の立場は置き去りにされている。
ちょっとソフトに手を付けるだけで売り上げが3倍になる。
要するにチャンスロスなのだが、そのことに店が、あるいは柳川全体が気付いていない。
1店のチャンスロスが地域全体のチャンスロスになり、それが地方の観光客を減少させているともいえる。
では、上記の店で売り上げを3倍にするにはどうすればいいのか。
全文はリエゾン九州のHPで
安心・安全な食品をお届け「喰ing」
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恐らく店内を何度も行き来するより、注文を受けたついでにその辺りのテーブルを片付けた方が効率がいい、と考えたのだろう。
たしかにそうかもしれない。
しかし、それは自分の論理、自分の立場である。
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