栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

少ない経費で、いかに自社の特徴をPRするか。(1)

2010-08-27 08:52:06 | 視点
 中小企業は概してPR下手--。

ところが、いろいろ聞いていくと結構特徴があり、いい技術を持っている所も多い。

しかし、会社パンフレットやホームページその他を見ても、自社の特徴を分かりやすく紹介しているところが少ない。

 あれもできます、これもできますと欲張るものだから、内容が総花的になり、結局どこにでもある、特徴がない企業になっていたり、いくつかの製品と所有している加工機械の紹介(ハードの紹介)で終わっているところがほとんどだ。

こうした傾向は関係先がほぼ固定しているところほど目立つ。

 しかし、昨今は大手企業同士がある日突然、合併、売却をする時代。

いままで定期的に来ていた仕事が突然ストップした、という話は多い。

それから慌ててPR、広報の必要性を意識し、看板を新たに作ったり目立つようにしてもすぐに効果があるわけではない。

危機意識を持って行動したのはその時だけで、気が付いたら以前と何も変わっていなかったということになる。

 では、大手企業のように膨大な広告宣伝費をかけないと売り上げは伸びないのか、といえば必ずしもそうではない。

知恵さえ絞れば、少ない経費で効率的に自社のPRを行うことが出来る。

 今回はその実例を2つ紹介したい。

◆たかが名刺、されど名刺

(株)長山鉄工所(岡山県倉敷市)・長山貴昭社長の名刺には


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