今回の民主党代表選でいろんなことが言われている。
1.首相をコロコロ替えるべきではない。
その理由として挙げられるのが「外国からバカにされる」「政策にじっくり取り組めない」。
なるほどこれらの意見は一見最もらしく聞こえる。
だが、前者の「外国から云々」はそれこそバカらしい。なにも外国の顔色を見ながら日本の政治をしなければいけない道理はない。たしかに外国からもよく思われるに越したことはないが、その理由だけで首相交代に反対というのはおかしいだろう。
むしろ能力もリーダーシップもないトップは早めに交代した方が国のためにいい。
では、後者の「政策云々」はどうか。
これは確かにその通りだ。
首相が替わる度に政府の政策がコロコロ変わったのでは困る。
ただ、菅政権はこの2か月、何をしたか。
鳩山さん以上に何もしてない。
会社でもそうだが、リーダーシップを発揮できないトップが君臨すれば会社の業績は停滞する。
それよりは早めに交代した方がいい。
菅さんはあたかも首相になるのがゴールかのように、首相になったとたんに安心して、何もしなかった。
これでいいのか。
こんな政権でいいのか。
国民の民主党政権に対する失望感は「何も変わらない」ということだ。
これはオバマのアメリカ政府も同じで、「チェンジ」と叫んで政権交代したのに、オバマ大統領になっても何も変わらないではないかという失望感がアメリカを覆っている。
それがオバマ大統領の支持率急落になっている。
日本も同じ状態だ。
特に菅さんはひどい。
いままでなにもせずにおいて、代表選になってから急に円高対策を打ち出したり、中小企業の現場を視察したりというのは、選挙対策以外の何ものでもない。
緊急を要していた円高対策をなぜそれまで「注視する」の一点張りで、手を打たなかったのか。
大体この人は選挙になるとよく考えずに急に何かを打ち出す。
消費税増税もそうだ。
今回も「官僚支配打破」と民主党議員1回当選組を前に急に言い出した。
おかしいだろう。
彼は財務大臣になってから財務省官僚に取り込まれ消費税増税を打ち出したのだから。それがいまさら官僚支配打破というのはちゃんちゃらおかしい。
「政策にじっくり取り組めない」というような声を現閣僚が挙げているが、逆に彼らに問いたい。
民主党政権の閣僚としていままで何をしてきたのか、と。
何もしてこなかった自らの保身で言っているのなら、直ちに閣僚を辞任してもらいたい。
とりわけ財務大臣の責任は重いだろう。
2.「政治とカネ」の問題
これに関して言えばもちろんクリーンな政治家の方がいい。
しかし、クリーンなだけで能力が劣る政治家と、クリーンさは劣るが能力がある政治家とどちらをいまは選ぶべきか。
また、過去何度も指摘してきたが「推定無罪」の原則を忘れ、大犯罪を犯したように言い触らすメディアに操られた「民意」とは一体何か。
そして自らが煽り、作り上げた「民意」を盾に「反小沢」論調を張るマスメディアとは一体何なのか。
彼らに責任はないのか。
ところで「政治とカネ」の問題で小沢追求の急先鋒だった仙石氏にも政治資金の問題が持ち上がっている。
(関連記事)
「クリーン」を第一義的な問題にし続けていると、それに合格できる国会議員は存在しなくなるのではないかとさえ思えてくる。
さて、小沢一郎氏にも言いたい。
菅さんはここに来て「挙党一致」の「党内融和」を謳い、鳩山氏を懐柔する策に出ているが、小沢氏は裏取引に応じ、代表選出馬を取りやめれば小沢氏の政治生命は間違いなく終わるだろう、と。
この国がいま抱えている難局を乗り切れる政治家は与野党の中で小沢一郎しかいない。
また自分でもそう自負しているなら、その通りに行動すべきだ。
陰で操ろうなどということは考えるべきではない。
真の政治家なら国の現状を憂え、そのために起つべきだ。
少なくとも小沢一郎という政治家にはこの国をどうすべきかという国家観と信念があるのだから。
もし、それさえも捨て去るなら、あなたは単なる「ダーティな政治家」「剛腕と言われただけの政治家」「壊し屋」などの不名誉な名称で歴史に名を残すことになるだろう。
1.首相をコロコロ替えるべきではない。
その理由として挙げられるのが「外国からバカにされる」「政策にじっくり取り組めない」。
なるほどこれらの意見は一見最もらしく聞こえる。
だが、前者の「外国から云々」はそれこそバカらしい。なにも外国の顔色を見ながら日本の政治をしなければいけない道理はない。たしかに外国からもよく思われるに越したことはないが、その理由だけで首相交代に反対というのはおかしいだろう。
むしろ能力もリーダーシップもないトップは早めに交代した方が国のためにいい。
では、後者の「政策云々」はどうか。
これは確かにその通りだ。
首相が替わる度に政府の政策がコロコロ変わったのでは困る。
ただ、菅政権はこの2か月、何をしたか。
鳩山さん以上に何もしてない。
会社でもそうだが、リーダーシップを発揮できないトップが君臨すれば会社の業績は停滞する。
それよりは早めに交代した方がいい。
菅さんはあたかも首相になるのがゴールかのように、首相になったとたんに安心して、何もしなかった。
これでいいのか。
こんな政権でいいのか。
国民の民主党政権に対する失望感は「何も変わらない」ということだ。
これはオバマのアメリカ政府も同じで、「チェンジ」と叫んで政権交代したのに、オバマ大統領になっても何も変わらないではないかという失望感がアメリカを覆っている。
それがオバマ大統領の支持率急落になっている。
日本も同じ状態だ。
特に菅さんはひどい。
いままでなにもせずにおいて、代表選になってから急に円高対策を打ち出したり、中小企業の現場を視察したりというのは、選挙対策以外の何ものでもない。
緊急を要していた円高対策をなぜそれまで「注視する」の一点張りで、手を打たなかったのか。
大体この人は選挙になるとよく考えずに急に何かを打ち出す。
消費税増税もそうだ。
今回も「官僚支配打破」と民主党議員1回当選組を前に急に言い出した。
おかしいだろう。
彼は財務大臣になってから財務省官僚に取り込まれ消費税増税を打ち出したのだから。それがいまさら官僚支配打破というのはちゃんちゃらおかしい。
「政策にじっくり取り組めない」というような声を現閣僚が挙げているが、逆に彼らに問いたい。
民主党政権の閣僚としていままで何をしてきたのか、と。
何もしてこなかった自らの保身で言っているのなら、直ちに閣僚を辞任してもらいたい。
とりわけ財務大臣の責任は重いだろう。
2.「政治とカネ」の問題
これに関して言えばもちろんクリーンな政治家の方がいい。
しかし、クリーンなだけで能力が劣る政治家と、クリーンさは劣るが能力がある政治家とどちらをいまは選ぶべきか。
また、過去何度も指摘してきたが「推定無罪」の原則を忘れ、大犯罪を犯したように言い触らすメディアに操られた「民意」とは一体何か。
そして自らが煽り、作り上げた「民意」を盾に「反小沢」論調を張るマスメディアとは一体何なのか。
彼らに責任はないのか。
ところで「政治とカネ」の問題で小沢追求の急先鋒だった仙石氏にも政治資金の問題が持ち上がっている。
(関連記事)
「クリーン」を第一義的な問題にし続けていると、それに合格できる国会議員は存在しなくなるのではないかとさえ思えてくる。
さて、小沢一郎氏にも言いたい。
菅さんはここに来て「挙党一致」の「党内融和」を謳い、鳩山氏を懐柔する策に出ているが、小沢氏は裏取引に応じ、代表選出馬を取りやめれば小沢氏の政治生命は間違いなく終わるだろう、と。
この国がいま抱えている難局を乗り切れる政治家は与野党の中で小沢一郎しかいない。
また自分でもそう自負しているなら、その通りに行動すべきだ。
陰で操ろうなどということは考えるべきではない。
真の政治家なら国の現状を憂え、そのために起つべきだ。
少なくとも小沢一郎という政治家にはこの国をどうすべきかという国家観と信念があるのだから。
もし、それさえも捨て去るなら、あなたは単なる「ダーティな政治家」「剛腕と言われただけの政治家」「壊し屋」などの不名誉な名称で歴史に名を残すことになるだろう。