ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

万葉の人が愛した白梅が咲いています

2010年01月26日 | 日記
近くの公園に白梅が咲きはじめました。
カメラを向けていたら、そばの木からモズが飛び立って
梅の木の向こうの木にとまってこちらを向いて尾を動かしていました。
それはモズ独特の仕草でした。

万葉集に梅は119首詠まれているそうで、
46首の桜に比べて梅が万葉の人にいかに人気があったか
わかります。
その代表的な梅を詠んだ歌として、次の大伴旅人の歌が知られています。
わが園に 梅の花散るひさかたの 天より雪の流れ来るかも

この歌から万葉の時代には梅といえば白梅を指していたようです。
白梅には桜のような華やかさはありませんが、
清楚な趣は早春の季節に相応しいと思いました。

昨年小田原の曾我梅林に観梅に行ったら、
栽培用に植えられた白梅が圧倒的に多かったです。
正直なところ現代人の私には、
白梅中心の観梅にはやや退屈しました。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。