
「おほかたに さみだるるとや 思ふらむ 君恋ひわたる 今日のながめを」
今日、読み終わった宇山佳佑さんの小説『この恋は世界でいちばん美しい雨』に出てくる和泉式部の和歌です。

和歌の意味は本文に、「あなたはこの雨を普通の雨と変わらない五月雨と思っているのでしょうか。あなたを想う、私の“恋の涙”であるこの長雨を」とヒロインの言葉で書かれています。
旧暦の5月は現在の6月なので、五月雨(さみだれ)は梅雨のことです。
丁度今の季節で、恋人たちのせつない小説で、今日は七夕なので、短冊に仮名で書いて、笹にぶら下げてみました。
その他、最近読んだ小説は、伊坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」、町田その子さんの「コンビニ兄弟」、山田あかねさんの「犬部!」、中井由梨子さんの「20歳のソウル」、小野寺史宜さんの「ひと」。

優しい感動作が多かったです。
コチラ↓は夫の願い事と団扇作品です😄

今、空を見たら、残念ながら雲に覆われて、天の川は見えないです。