香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

一新~最近読んだ小説から

2021年07月18日 10時39分14秒 | 本(紹介・レビュー感想)

浅田次郎さんの「五郎治殿御始末(ごろうじどのおしまつ)」を読んで、「一新」と書いてみました。(サイズ65×35cm)

御一新(明治維新)によって、行き場をなくした侍たちのその後を描く短編集です。
ある者は商人となり、ある者は旧暦から新暦に変わり職を失い、ある者は現在の西洋定時になかなか馴染めず、一新された世の中に苦悩する一介の武士たちの姿は、教科書や大河ドラマでは知りえなかったなあ~と思いました。

コロナ禍で読書に勤しむようになって、丁度100冊になりました。
ためになったし、100冊目にふさわしい小説でした。

おうち時間中心の生活が、早く一新されますように!

 
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