
原田マハさんの小説『旅屋おかえり』の札幌・小樽編『丘の上の賢人』を読みました。

売れないタレント「おかえり」こと丘えりかは、依頼人に代わって旅をする「旅の代理人」。
『丘の上の賢人』は、連載小説だった『旅屋おかえり』の未収録分だそうです。「旅の代理人」になったエピソードにも触れているので、忘れかけていた「旅屋おかえり」の細かな部分を思い出しました。
明るくて人情家でちょっと天然ボケもある「おかえり」に、笑みがこぼれたり、感動したり、『丘の上の賢人』も素敵なお話でした。
でも、この愛すべきキャラクター「おかえり」が何故売れないのか不思議です😄
『丘の上の賢人』は、本編のほかに、原田マハさんが札幌・帯広の旅を綴ったエッセイ『フーテンのマハSP 旅すれば 乳濃いし』、礼文島出身の「おかえり」がタレントになるきっかけとなった高校時代のエピソード『おかえりの島~旅やおかえり』の漫画も載っていて、北海道がテーマになっています。