香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

丘の上の賢人~最近読んだ小説から

2021年12月27日 12時08分29秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     


原田マハさんの小説『旅屋おかえり』の札幌・小樽編『丘の上の賢人』を読みました。

     
売れないタレント「おかえり」こと丘えりかは、依頼人に代わって旅をする「旅の代理人」。
『丘の上の賢人』は、連載小説だった『旅屋おかえり』の未収録分だそうです。「旅の代理人」になったエピソードにも触れているので、忘れかけていた「旅屋おかえり」の細かな部分を思い出しました。
明るくて人情家でちょっと天然ボケもある「おかえり」に、笑みがこぼれたり、感動したり、『丘の上の賢人』も素敵なお話でした。
でも、この愛すべきキャラクター「おかえり」が何故売れないのか不思議です😄 

『丘の上の賢人』は、本編のほかに、原田マハさんが札幌・帯広の旅を綴ったエッセイ『フーテンのマハSP 旅すれば 乳濃いし』、礼文島出身の「おかえり」がタレントになるきっかけとなった高校時代のエピソード『おかえりの島~旅やおかえり』の漫画も載っていて、北海道がテーマになっています。

 
 
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