瀬尾まいこさんの小説「傑作はまだ」は、「そして、バトンは渡された」と同様に、思いがけない設定の家族の物語。
「そして、バトンは渡された」は血の繋がらない父娘が暮らすお話でしたが、「傑作はまだ」は血は繋がっているけど会ったことがなかった父と息子のお話。
語り手の父は、そこそこ売れている50歳の引きこもり作家。
好青年になって突然やって来た25歳の息子といきなり始まった同居生活。
戸惑いながらも、実はのんきでマイペースな父親の人間味あふれる言動に何度も笑ってしまいました。
「そして、バトンは渡された」と同じく、温かい気持ちになれる家族小説です。
200ページちょっとなので、すぐ読めます😊