香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

傑作はまだ~最近読んだ小説から

2022年06月07日 17時05分01秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

瀬尾まいこさんの小説「傑作はまだ」は、「そして、バトンは渡された」と同様に、思いがけない設定の家族の物語。

     

「そして、バトンは渡された」は血の繋がらない父娘が暮らすお話でしたが、「傑作はまだ」は血は繋がっているけど会ったことがなかった父と息子のお話。

語り手の父は、そこそこ売れている50歳の引きこもり作家。
好青年になって突然やって来た25歳の息子といきなり始まった同居生活。
戸惑いながらも、実はのんきでマイペースな父親の人間味あふれる言動に何度も笑ってしまいました。

「そして、バトンは渡された」と同じく、温かい気持ちになれる家族小説です。

200ページちょっとなので、すぐ読めます😊 

 
 
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