労働組合が、正社員ばかりでなく、パートタイマーや派遣労働者など非正規労働者の待遇改善を柱の一つに据えることとして、久しい。中でも、「非正規労働者に関するコンプライアンスの徹底」は大きな要求事項の一つだ。
確かに、非正規労働者に関する事業主のコンプライアンス(遵法意識)が、正規労働者に関するそれと比較して総じて低いのは、残念ながら事実と言えよう。
具体的には、パートタイマーへの年次有給休暇(所定労働日数に応じた比例付与)が分かりやすい例だろう。「パートには有休は無い」との誤解がまかり通っているし、パートにも有休が付与されることを知識としては知っていても「パートには有休は取らせない」と公言して憚らない経営者も…‥
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