今年も忘れられない日がやってきた
3・11東日本大震災
先日からメディアでも多く取り上げられ、私も当時の様々なことを思いだした
東北で出会った人達や場所
港の前の建物は津波で大丈夫だったのか、あの時に出会った人は無事だったのか
しらなどと未だに思ってしまう
この年は私にも忘れられない年だった
前年には父が他界し、この年には姉も他界してしまった
そして、福島にいる息子が避難してくるという、震災関連だけでも
様々なことが起きた落ちつかない年だった
今年行ったジャズライブで、サックスの方がコンポーズされた〈Ordinary Days〉という
バラードが美しく、ライブの中で一番印象に残ったナンバーだった
その時に作曲家として、その曲への想いを淡々と話された
〈Ordinary Days〉と名づけられたその曲は、普通の日々、平凡なありふれた日々
とでも訳すのだろうか
最近の山林火災や自然災害が立て続けに起きると、それまでの生活日常が一変
してしまう事は想像に難くない
身近な人の病の告白、そして失うことでも私の生活が変化していく
若い時は変化や刺激などを追い求めていたけれど、歳を重ねると
普通に、ありふれた日々を生きていくことが思っていたより難しい事
だと〈Ordinary Days〉を聴きながら今更ながら気づかされた
そして、その平凡な普通の日々が、いかに大切な日々なのか……と