10月も、そろそろ終わりに近づいている。
10月という月は姉の祥月命日、そして2年前に亡くなった親友のやはり命日でもある。
友達3人とのLINEでそんなことを話していたら、その友達のお母様も10月、そしてもう1人の友達の御兄様も3年前に10月に他界され…
長いお付き合いでも、他界された月までは覚えてはいなかったが10月とは……
そのようなことを考えていたら、ふと、学生時代に読みふけったレイ・ブラッドベリの一冊『10月はたそがれの国』という短編集を思いだした。
そういえば「ハロウィンがやってきた」という作品もあったし。
ブラッドベリは文章が美しく、不思議な話、SFめいた話、そして死の話など
映画化された作品もいくつかあった。
どれを読んでも不思議な雰囲気と、作品に導入していくその掴みが素晴らしい。
しかし、10月って神無月ともいうし、私に取っては今や不思議で寂しい月になった。
川越での姉の墓参の帰りに、隣町の川島に寄った。
以前に公園のバラが見事だったので、秋バラはどうかしらと思ったのだが、まるでハズレ。
ひとつも咲いていなかった。
しかし、近くにコスモス畑が広がり、介護施設の方や通りがかりの方が車を停め、今を盛りのコスモスを楽しんでいらした。
摘み取りどうぞの札が出ていたので、少しばかり摘ませていただいた。
家とお仏壇への良きお土産に。